2024 Manchester City 夏の移籍まとめ
まえがき
今年も夏の移籍期間がやってきました。(ほぼ終わりかけていますが。)
24-25シーズンは6月14日から始まり、閉幕は現地時間8月30日23時(日本時間8月31日7時)までとなっています。
あとからCityの夏の移籍期間の動きを振り返るために、確定したもの、噂も含めてまとめていきます。放出、加入・延長、ユース選手の移籍の3つに分けて行きたいと思います。
Cityの公式発表や移籍先からの公式発表がされたものについてはそのリンクを、またそれまでの経緯がわかるように移籍の噂を発したアカウントを適当に載せます。Fabrizio Romanoが多いですね。
あとからソースを追うのが大変なので、冬や来年はリアルタイムで情報収集してまとめたいなと思いました。
移籍期間終了後のCityのスカッド
毎年1年ずつ契約を更新しているCarson、延長オプションのあるGündoğanは別として、De Bruyneの契約期間が1年を割っています。残り2年の選手は順次契約延長交渉に入っていくと思いますが、De Bruyneはどうなるでしょうね・・・。
今夏は選手獲得にほとんどお金をかけておらず、来季の大型選手(Pepも退けば大型監督も)の獲得のため支出を抑えたのではないかと思いますが、De Bruyneの退団を見据えて、な気がするのが私としては悲しくなってくるところです。まあDe Bruyneもいつまでもプレーできるわけではないのですが・・・。
怪我がなければ延長していたんだろうなと思うとそれはそれで悲しくなってくるわけですが、いつか来るお別れに備えておこうと思います。
移籍(噂含む)
GK
Ederson(残留)
Instagramに負傷離脱したSpurs戦での自身のナイスセーブの写真と「No one understands, but me. see you soon👍」と意味深なコメントを残したところから、この夏の移籍騒動が始まったかと思います。
ともすれば足元の能力に注目が集まりがちで、セービング等に関しては批難されがちなEderson。一方でOrtegaは出場時のパフォーマンスは賞賛されることが多かったように記憶しています。のちにEderson本人は否定していますが、そういったことが彼の移籍に影響しているのではないかとThe AthleticのSam Leeは指摘しています。
シーズン終了後早々にサウジアラビアからの興味が報じられ、7月にはAl Nassrからの入札があったようですが、移籍金の面で折り合わず、ParanaenseのBentoをAl Nassrが獲得したため、これは破談に。
胸を撫で下ろしたのも束の間、今度はAl Ittihadが交渉入り。こちらもCityの設定する移籍金の額を支払う意向はなかったようで、Al IttihadがMallorcaからRajkovicを獲得し幕を閉じました。
Ortegaが早々に契約を延長したこともあり、適切な額のオファーがあればEdersonは退団していたと思います。その場合Ortegaが1st GKの座に就くとのことで、ビッグネームの獲得はないものともされていました。
最終的にはPepからの信頼を確認し、PepとEdersonそれぞれが残留宣言。個人的にはPep Cityの1st GKはやはりEdersonしかいないと思っていますし、Pepの最終年の可能性が高い24-25シーズンは彼の在籍如何によって全く異なるものとなっていたと思うので、残留してくれて本当によかったです。
DF
Sergio Gómez(移籍)
Romaへ、との噂もありましたが、7月に入りReal Sociedadへの移籍となりました。
Taylor Harwood-Bellis(移籍)
昨シーズンローン移籍していたSouthamptonが購入オプションを行使し、そのまま加入となりました。
Yan Couto(移籍)
Dortmundへ完全移籍オプション付きのローン移籍となりました。加入以降ずっとローン移籍しておりCityでの試合出場はありません。このままシーズン終了後にはDortmundへ加入かと思われますが果たして。
João Cancelo(移籍)
22-23シーズンの後半はBayern、23-24シーズンはBarcaへとローン移籍していたCancelo。
経緯を考えるとCityの選手として公式戦に再び出ることはないと思っていましたが、完全移籍となりました。
Barcaも欲しがっていた選手でしたが、Al Hilalへの移籍が噂され、あとは個人合意のみと報じられると公式発表まではあっという間でした。
中盤の高い位置〜前線まで攻撃参加するPepが採用した偽SB戦術は、彼の名前からCancelo Roleとして一世を風靡しました。
若干の寂しさを感じますね。
Issa Kaboré
Benficaへのローン移籍となるようです。
MF
Kevin De Bruyne(残留)
中東方面からの興味はこれまでも報じられていましたが、EURO前にRomanoがやや意味深なDe Bruyneの発言を紹介。年齢的にも昨シーズンの成績的にも、De Bruyne自身がCityを去った後のキャリアを考えているのは当然のことで、それゆえに将来的な進路を否定しない発言と考えていました。
EUROで敗退した後の発言を見ても、サウジアラビアへの移籍の見出しはたくさん読んだけどどことも話していないよ、とのことから残留路線だという印象を受けていましたが、Rudy GalettiというスポーツジャーナリストがAl ittihadと高騰合意したと報じてTLがざわつきました。
心中穏やかでない日々が続きましたが、7月22日にRomanoがこれを否定。7月23日にもPepが会見の中でKevin is not going…と否定しました。
Community Shiledにもバッチリ途中出場し、残留はほぼ確定でしょう。また今シーズンもCityで活躍するDe Bruyneの姿が見れそうです。
Kalvin Philips(移籍)
Ipswich Townへのローン移籍となりました。
Bernardo Silva(残留)
過去数年はBarca含め色々なクラブへの移籍の噂が報じられつつ2023年に契約延長しましたが、その際にBarcaに移籍する場合には比較的安価で契約解除できる条項が含まれていると報じられていました。
Manchesterの天気には不満があるようで(?)毎年夏には風物詩のようにCityからの移籍の噂が出てきますが、結局実現していません。
今夏もなんだかんだ残留見込みです。
McAtee(残留)
過去二年はSheffield Unitedにローン移籍。Chelseaなどから噂もあることにはありましたが、第二節Ipswich戦時点でトップチームに帯同しており、プレシーズンのパフォーマンス等からも残留濃厚と思います。
8/30には、3000万£のオファーがあったものの拒否したと報じられています。
Perrone(移籍)
昨シーズンはLas Palmasへローン移籍していました。今季はセリエAへ昇格したComoへローン移籍となりました。
Matheus Nunes(残留)
出場機会の乏しいシーズンを過ごしたNunesですが、Atretico Madridへのローン移籍の可能性が浮上しました。
一方で、PepはKeepしたいと考えているとのことです(下記記事)
FW
Julián Álvarez(移籍)
シーズン終了後、Copaに続いてアルゼンチン代表としてオリンピックにも出場することになり、長期間チームから離れていました。
その間、Atretico MadridやPSGへの移籍の噂がちらほらと。ソースが見つけられませんでしたが、The AthleticがAlvarezは数ヶ月前から移籍を希望しており、Real Madridでプレーしたいという内容を報じていたようにも思います。
Cityはローン移籍も含め受け入れる気はなく、一方でAlvarez側はもっとプレー時間が欲しいと。Pepも言及していましたが、より重要な試合でのプレー時間が欲しかったでしょう。23-24シーズンは、前半戦は9番としてプレーすることは多くなく、またDe Bruyneの復帰後はCL Real Madrid戦やリーグ戦最終盤の優勝争いに向けた重要な試合などではあまり出場時間を得られなかったように思います。
City側もAlvarez側もどうなるか見てみよう・・・状態でした。
そして、アルゼンチンがフランスに敗退し、オリンピックから姿を消した8月3日以降、移籍報道が加速します。Atreticoが移籍先の最有力候補となり8月6日にはDavid Ornsteinから移籍間近との報が。
その後は、移籍金の支払い等に関する細かな内容が報じられていきますが大勢に影響せず。8月12日に公式発表されました。
同じアルゼンチン人であるAgüeroとその姿を重ね、後継者としてこの先もCityで活躍する姿を想像していた多くのCityのファンにとっては残念ですが、起用にはなかなか満足できないものがあったのでしょう。彼の人生、彼の決断を応援したいと思います。
加入・延長
GK
Scott Carson(延長)
毎年の風物詩となりつつありますが、シーズン終了後に一年契約を延長しました。
Stefan Ortega(延長)
2023年夏にはBayernからの興味も封じられ、23-24シーズン終了時点で契約期間の残りが1年となっていたOrtega。シーズン終了後の6月に契約を延長しました。
DF
Mubama(公式発表なし)
まだ19歳の選手ですが、結構大きく取り上げられていました。年齢的にはU21のチームでプレーかローンでしょうか?
Cavan Sullivan(公式発表なし)
こちらもまだ14歳の選手で、現在はMLSのPhiladelphia Unionでプレー中ですが、未来のワンダーキッドとして大きく取り上げられていたので掲載。2027年に加入?のようです。
MF
Gündoğan(加入)
突如話題に上がったGündoğanの復帰。USツアーでBarcaとも試合をしていますが、その時から復帰に向けた話し合いがあったとかなかったとか。
段々と移籍が現実味を帯びてきてあとは発表を待つという段階に。8月23日(金)に公式発表されると、翌日のIpsiwich Town戦に途中出場しました。
FW
Álvarezの退団により、CFの選手がHaalandのみになってしまったCity。前線の中央でプレーできる選手をとるかも?と噂がありましたが、実現には至りませんでした。
Savinho(加入)
今夏のCityの加入選手第一号として、SavinhoことSávioが加入しました。
Atlético MineiroからフランスのTroyesに加入し、PSVで一年ローンで過ごした後、昨シーズンはGironaでプレー。スペインの地で11G11Aの好成績を収めました。
移籍市場閉幕時点で、すでにPremier League第一節、第二節に出場し、大器の片鱗を窺わせる非凡なプレーを見せました。今シーズンの注目株No1でしょう。
Luis Diaz(噂)
突如Xのタイムライン上で話題を攫いましたが、彼のポジションはCityの補強ポイントでもなく、現在の戦力からもかなり疑わしいものでした。
Sam Leeらが直後に否定のポストをし、ただの迷惑な噂に終わりました。
Furuhashi Kyogo(噂)
ÁlvarezがAtleticoに移籍してしまったため、控えCFの獲得を検討しているCity。他にも候補がいるようですが、Furuhashiの名前があがりました。
Oskarsson(噂)
Furuhashiと同様にÁlvarez退団後の控えCFとして候補に上がっています。
Evan Ferguson(噂)
控えCFの候補として、BrightonのEvan Fergusonの名前も上がっているようですが、疑わしいと思います。
ユース選手の移籍(一部の選手)
Tommy Doyle
Wolverhampton Wanderersへの移籍となりました。
Liam Delap
Ipswich Townへの移籍となりました。
Micah Hamilton
Middlesbroughに移籍となりました。23/24シーズンはCLのRed Star戦で1G1Aと躍動しました。
Ben Knight
Real Murciaへ移籍となりました。
Callum Doyle
Norwich Cityへのローン移籍となりました。
Kayky
Sparta Rotterdamへローン移籍となりました。
Mahamadou Susoho
Peterborough Unitedへのローン移籍となりました。
Finley Burns
Hull Cityへのローン移籍となりました。
Luke Mbete
Northampton Townへのローン移籍となりました。
Joel Ndala
PSVへの買取オプションが付帯したローン移籍となるようです。買い戻し条項や、セルオン条項も付帯?
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