引き寄せの法則の功績と罪
引き寄せの法則について思うことをお話しします。
引き寄せの法則とは、「思考は現実化する」というナポレオン・ヒルの思想に端を欲する原理原則であるというのが一般的な見方かと思います。
意識したことが、現実となる(事実とは言っていない)ということがポイントでしょうか。
これは法則というより、科学でも明らかにされた心理現象(頻度錯誤あるいはカラーバス効果)であるというのが、現在の僕の見解です。
つまり法則(外的要因)ではなく心理現象(内的要因)なのです。
【頻度錯誤】
特定のことを意識し始めると、日常の中でその特定のことに関する情報が自然と目に留まるようになる現象のこと。認知バイアスの一つ。
「お前は識者か何かか?」「どの立場が偉そうに!」というお叱りを受けたことがあります。しかしながら、世界は僕のもの(あなたのもの)です。だから別にいいじゃないですか。(事実とは言っていない)
日常の幸運なことというのは、常日頃起こっていることです。
それを意識していなかった人が、「引き寄せの法則」に触れることで、意識の向け方が変わる。すると幸運に恵まれるようになるということです。
つまり何が言いたいかというと、あなたは「引き寄せた」というより、ただ単に「発見した」という方が、より論理的な見方になると思うのです。
こういったスピリチュアル系の人に対して、いつも思うことがあります。
言っていること(結果)は正しいのに、説明(原因)が飛躍しているということです。
この場合、外からのエネルギーに答えがあるのではなく、全て自分の内面で起こっていることではないでしょうか。
あらゆる宗教でそうですが、人は自分自身を信仰しようとせず、外部の絶対的な存在(神)を信仰対象にします。(神はいつ現実化するのでしょう)
結果も原因も実際には自分自身に起こっていることですよね。
もし宇宙の真理があるとしたら、それは自分の中にこそ存在すると思うのです。
思考は現実化するのだから、そう思う方がきっと楽しいですよね。
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