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犬の胆泥症?!

みなさま、胆泥症という病気を聞いたことがあるでしょうか?
症状が出てしまうような頃には手遅れの可能性もありますので、愛犬の健康状態の把握が重要です。
ポイントをまとめましたのでご覧頂ければと思います。


胆泥症とは?

胆泥症とは、元はサラサラの液体の胆汁が何らかの原因で泥状になってしまい胆嚢(たんのう)というところにたまってしまった状態のことです。
胆汁は、主に脂肪の消化に関わり肝臓で作られます。
胆泥症はほどんど無症状ですが、細菌感染などで胆嚢が炎症を起こして、腹痛や発熱、食欲不振などが出ることがあります。

胆嚢粘液嚢腫とは?

さらに胆泥が濃くなって悪化したものが胆嚢粘液嚢腫と言われる病気です。
ここまで進むと下痢や嘔吐などの症状が出たり、刺激性が強くなった胆泥で胆嚢に穴が開く危険性があります。
胆管を塞いでしまう可能性がある場合には破裂する前に胆嚢の摘出手術が必要です。

何が原因?

胆泥の原因は一つではなく、加齢や肥満、 肝臓疾患 (肝炎、胆嚢炎) 糖尿病、内分泌系の疾患、 脂質代謝異常などたくさんの原因が複雑に関連していると言われています。
遺伝的になりやすい犬種もあります。
該当する場合には健康診断を受けて早めにケアしよう!
ミニチュアシュナウザー、 コッカースパニエル、シェットランドシープドッグ、 シーズー ダックスなど

対処はどうすればいい?

もしなってしまっても胆嚢を摘出する手術は必要ないという場合には食事でケアをして胆泥を改善させることができます。
胆汁を作る肝臓のケアをしましょう。
① なるべく脂肪を控えた食事にする
② 与える炭水化物は質が良いものにする
③ 市販のドッグフードを見直し、可能な限り手作り食にする。
次に腸をケアしましょう。
老廃物をしっかりと排出できるように
腸をケアして身体の外へ出すお手伝いをします。
腸をケアするためのポイントは4つです。
① ネバネバ食材を摂る
②グルタミンをとる
③プロバイオティクス & プレオバイオティクスを摂る
④オメガ3脂肪酸を摂る

どうすれば予防できる?

胆泥症の初期は無症状です。
早めに気付いてあげるためには、定期的な検査を受けるようにしましょう。
さらに、肝臓の病気や内分泌系の病気(甲状腺・副腎)が原因になることも多いので、それらの病気にならないように予防や治療をすることも胆泥症予防につながります。
また、脂溶性ビタミンを摂ることも有効です。
あまり知られていないのが、胆嚢が脂溶性ビタミンが必要だということです。
胆汁は脂肪の消化吸収に欠かせません。胆汁の状態が悪くなると脂溶性ビタミンも不足します。
でも、胆嚢の機能には脂溶性ビタミンが必要です。
脂溶性ビタミンが不足すると、
さらに胆嚢の状態が悪化するので
しっかりと補充してあげましょう!
脂溶性ビタミンには以下のような種類があります。
脂溶性ビタミンはビタミンA・ビタミンD・ビタミンE・ビタミンKです。
身近な食材から補うことができます。
食事を自炊する方は栄養を考えたメニューを取り入れましょう。
ビタミンA
レバー、綠黄色野菜
ビタミンE
卵・アーモンド・かぼちゃ
ビタミンA ・ビタミンD
卵黄
ビタミンD
カツオ・サケ・イワシ
ビタミンK
納豆・ほうれん草 明日葉

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