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テスト…それは、僕が今もっとも「アフリカ」を感じる瞬間。

今日から、学年末テストが始まった。

今は3学期なので、一応ルワンダでテストの様子を見るのも3回目になるが、相変わらずツッコミどころ満載だ。

まず、真っ先に思うのは

え、テストって各自で黙々と取り組むものじゃないの…?

なのだが、もはやそんなことを考えても意味はない。

自由過ぎる。

一応今回は学年末テストということで、学校独自のものではなく「National Exam」という全国共通テストのようなものになっている。

それなのに、

  • 時間通り始まらない

  • テスト中喋っても良い

  • テスト中立ち歩いても良い

  • 故にカンニングし放題

  • というか堂々と隣の奴の答え見てる

  • 教室を覗くと「Takuma〜!」と言いながら笑顔で手を振ってくる

  • それでも先生は特に何も言わない

  • 全ての問題を先生がキニアルワンダ語で説明しちゃう

  • 「ほぼ答えだろ」って所まで黒板に書いちゃう

  • なぜか途中で先生いなくなる

などなど…


まぁこれは低学年だからっていう部分もあるとは思うけど、

これで…良いのか…?

とか

テストとは…?

とか思うのは、野暮ってもんだ。

ってゆーか、もう知らん。

そういうやり方してるんだから、もう口出しはしない。


テストは基本、1日1教科。

1教科は2時間。

ぶっちゃけ、長すぎる。

そしてテスト以外の無駄な時間が多すぎる。

でも、これは国として定められているスケジュールだから、どうしようもない。


ちなみに、テストの内容とそれに対する子どもたちの答えも、ちょっと衝撃的だった。

テスト1日目の今日は、算数。

算数の問題を見せてもらった。

1年生のテスト

いや、1年間勉強してきた集大成の学年末テストの内容、楽勝過ぎん!?

と、正直思った。

でも、よーく観察していると、案外そんなことなかった。


このテストの内容を簡単に日本語に直すと、こんな感じだ。

1)次の数字を書き写しなさい。(4点)
64 _ _ _

いや、クソ過ぎるでしょ。

横に書いてある数字をそのまま書き写すだけ、て。

しかも配点4点、て。

40点満点のうち、これで4点、て。

この問題が全体の10%の点数を占める、て。

と、内心バカにしまくっていたら


できてない。


案外多くの子どもたちがこの問題を解けていなかった。


嘘…だろ…?


と思ったが、嘘じゃなかった。

うそん



他にも、

2)次の空欄に当てはまる数字を答えなさい。(4点)
11 12 13 _ 15 16 _ 18 _ _

この問題に至っては、先生が黒板に書いて、テスト中なのに皆で声を揃えて

11! 12! 13! …


って数えてたのに


できてない。



本来「14」が入るところに「13」を書いたり「3」を書いたり…


なぜなんだ!?


え、これ僕の感覚がおかしいのかな?

日本の小1も、こんなもんなのかな?


今まで僕は一応5年生、6年生を中心に相手にしてきたけど、低学年の算数の出来なさに衝撃を受けた1日だった。

何か対策というか、できることを考えようと思った。


ちなみに、テストはこのペースで2週間続く。

長い。

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