スポーツ観戦、悪くない。いや、むしろ良い。
先日、「Basketball Africa League」という、ルワンダで開催されているバスケットボール大会の「決勝戦」を観てきた。
僕は、今まで「お金を払ってスポーツ観戦に行く」という経験をあまりしたことがなく、ましてや外国でバスケットボールの試合を観るのは人生初だった。
しかし、結論から言うと、
そして、決勝戦の会場となった「Kigali Arena」は、自分が”発展途上国にいる”ということを忘れるくらい立派で、光、音、人…どれをとっても今までルワンダで経験した中で一番だった。
まぁ普段は見渡す限りバナナの木、すれ違うのはヤギみたいな田舎の風景ばっか見てるからね。
タイムアウト時やハーフタイムには、観客席を映し出す「FanCam」や、何をモチーフにしているのかよく分からないキャラクターのパフォーマンスなど、いわゆるハーフタイムショーのようなものが充実しており、試合以外の部分でも大いに楽しむことができた。
日本でプロバスケの試合を観戦したことがないので比べることはできないが、普通に完成度の高いイベントだったと思う。
とは言え、ここはルワンダ。もちろん多少のツッコミどころはしっかり提供してくれる。ざっと思い付くのは次の通り。
18:00試合開始だけど、17:40でもオンラインチケットが買える(決勝戦なのに?でもそのおかげで試合直前に誘った友達も一緒に観に行けた)
18:00を過ぎても、会場前でもたついている人がめちゃ多い(アフリカンタイム?そのせいで全然会場に入れなかった)
チケットは座席指定じゃないので、会場に入ってしまえばぶっちゃけ空いている席どこでも座れる(ブロック毎にチケットの値段違うのに?そのせいで予約したブロックと全然違う場所から観る羽目になった)
うん、一応ツッコミどころではあるものの、パッと思い付くのがこれくらいしかないとは…しかも、そこまでぶっ飛んでるものじゃない。普段のルワンダ生活からは考えられないくらい、かなりちゃんとしてる。
まぁ僕の隣に座っていたルワンダ人が、敵チームのフリースローの時に親の仇なのかってくらい全力の憎しみを込めて「Boooooooooo!!!!!!!!」ってヤジを飛ばしていたのにはちょい引いたし、シュートが決まった時に周りがみんな指笛?みたいなので盛り上げるから僕も真似しようとしたら、カッスカスの空気の漏れる音しか出ない上にやりすぎて呼吸困難になりかけたけど、それらを差し引いてもめちゃくちゃ楽しかった。
試合終了後は、アリーナの外の特設会場でフェスみたいなライブもやってたし、結構遅くまで楽しめるイベントだった。
ちなみに、ライブ会場で歌ってたのはルワンダの有名な歌手だったっぽい。恐らく日本で言うところの「尾崎豊」的な感じのレジェンド級歌手だと思う(?)。見た感じ、盗んだバイクで走り出しそうだったし、夜の校舎窓ガラス壊してまわってそうだったし(←ただの風評被害)。
まぁ曲としては、こちとら全く知らん上に歌詞はキニアルワンダ語だから、何歌ってんのか1ミリも理解できなかった。しかし、会場に集まったルワンダ人たちは皆等しく狂喜乱舞してたから、日本で言うところの「睡蓮花」的なノリだったんだと思う。
その後、しばらく試合やライブの余韻に浸り、グダグダしながらもようやく会場を後にし、帰って寝たのは結局1:00くらいになってしまった。
さて、次の日は人生初のマラソン大会。まぁ申し込んだのは所詮10kmのコースだし、練習としては大会申込以降、通算25mくらいしか走ってない。それくらい、もともと舐め散らかしていたのでそんなに心配はしてないけど、大会前日に思いがけず遅くまで夜遊びしてしまった。
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