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自分の「好き」に、もっと注目してこ。

僕は、今まで”好き嫌いがない”性格だった。

「え、良いことじゃん」

と思われるかもしれないが、これは言葉そのまま・・・・・・の意味で捉えると”好きな物も嫌いな物もない”ということ。

言い換えると、自分は”何が好きで何が嫌いなのか、はっきり答えられない”ということだ。

こんな自分自身の性格に対し、僕はひしひしと感じていることがあった。



つまんな。



僕からすると「私これが好き!」とか、逆に「これだけは無理!」とかハッキリと言える人は、それだけで若干魅力的に見える。

”キャラが立っている”と感じられるから、かもしれない。

例えば、”パクチー”を話題にしても

世界中の植物が全部パクチーになれば良いのに!

と、願うくらい大好きな人もいれば、

あんなカメムシ草、毒以外の何物でもない…滅びろっ!バルスッ!!

と、滅びの呪文を唱える人もいる。

そんな中、僕はと言うと

パクチー?
いや、別に好きではないけど、嫌いでもないよ。
特別食べたいとは思わなくても、料理に入ってれば全然美味しく食べるし。

くらいの温度感だ。


うん…


つまんなぁ!!!!



そこから話が広がる可能性を見出だせず、その場がパクチーの香りに包まれた気まずい空気になるくらい、コメントがつまんない。

このように、誰かと「好きな物/嫌いな物トーク」をすると、だいたいの物が”どっちでもないエリア”に集中する。

魅力的な人の”好き嫌い”の分布
僕の”好き嫌い”の分布


こんな状態で「好きな食べ物ランキング」なんて話をしようものなら、「私は生牡蠣が不動の一位♪」とか言ってる輩を尻目に、頭の中で”好き”の度合いに大した差のない食べ物の泥試合みたいなランキング戦を執行し、とりあえずその場で暫定ランキングを発表することになる(それ故、次に発表する時には大抵ランキングは変動している)。

もしこの世に”つまらない男大会”があったら、準決勝くらいまでは勝ち進めるんじゃないかってくらい、僕は自分の”つまらなさ”に自負があった。

しかし、ここ最近はちょっと様子が違う。


実は最近、僕は結構「コレが好き」と発言できている。

(ここでは具体的な言及はしないけど)


「コレが嫌い」という物は、未だにパッとは思い浮かばない。

でも、わざわざ無理して嫌いな物を探す必要はないと思う。

そんなことより、少しでも自分の”好きエリア”にある物に注目し、それを深めていく努力をする方が、よっぽど建設的だ。

どうして好きなのか、何がそんなに好きなのか、いつから好きなのか、好きだからどうしたいのか…

これからは、もっと自分の「好き」にフォーカスし、それをイキイキと人に語れるようになりたい。




僕は、人生に”変化”を求めてルワンダにやってきた。

気が付けば、ルワンダに来てからもう1年半以上の月日が流れたが、僕はこの間に実際大きく”変化”したと思う。

今まで”なんとなく”で生きてきたのに、ここ最近では「今が一番楽しい」とか言えちゃうくらいだし。




僕は、今では”嫌いがない”性格になってきている。

「え、どゆこと?」

と思われるかもしれないが、これは言葉そのまま・・・・・・の意味で捉えると”好きな物はあるけど、嫌いな物はない”ということ。

言い換えると、自分は”何が好きかをはっきり答えられる”ということだ。

変わりつつある自分自身の性格に対し、僕は今ひしひしと感じていることがある。



結構好き。


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