そうだ、資格取得しよう。
2021年8月、OJTで担当した新人とのやりとりをきっかけにJava Silverの受験をすることになりました。
資格取得がもたらしてくれる恩恵や限界について現時点で感じていることを、ここに残しておきたいと思います。
どんな人に資格取得をおすすめしたいか
下記のいずれかに当てはまる人であれば、資格取得をおすすめします。
・技術力を高めたいと思っているが、作るもののアイディアがなく何から手をつければよいか分からない人。
・必要な時に都度検索しているが、断片的な知識になっていると感じる人。
・専門書を買って読んでみるものの、知識として定着しているか自信がない人。
上記の全てに当てはまるのが私です。
業務中に分からないことがあれば検索して調べるものの、答えっぽいものを示してくれているページを見つけるとコピペして対応、ちゃんと理解できているわけではないけどなんか動いたから完了!そんな状態で対応することが多く、少し経つと同じ内容を繰り返し検索してしまっています。
休日に意気込んで専門書を開いてみても、何を理解して何を記憶しなくても良いのか、学んでいる技術が現実でどう活かされるのか、手を動かさないただの暗記をしている気がして学習したフリで一日が終わっていました。
そんな私に、自分に合った学習のきっかけを与えてくれたのが資格取得でした。
なぜ資格取得が良いのか。
一般的には転職で役に立つと言われますが、資格取得や取得のための学習によって感じられている恩恵をここでは3つ取り上げます。それが下記の3つです。
①仕組みを解説してくれる。
②問題演習を通して理解を深められる。
【①仕組みを解説してくれる】
『〇〇入門』と書かれた技術書や専門書の多くは使えるようになる方法を教えてくれます。そういった著書の多くは実践することに重きが置かれているため、仕組みに割く分量は相対的に少なくなります。
一方、資格で求められる内容は理論に重きが置かれています。成り立ちや仕様、周辺領域の技術といったことを含め、知っておくべき内容が一通り網羅されています。(難易度によって一般性は低くなり、専門性は高まります。)
問題集まで含めると、些細な疑問まで答えてくれるように配慮されている書籍が多いように感じられます。(この点は個人の感想です。)
【②問題演習を通して理解を深められる】
資格には、”資格を取得する”という明確なゴールがあります。ゴールを達成するためには、理解できたと言えるところまで繰り返し学習をする必要があります。
問題演習を繰り返し実施することで知識の定着を促し、さらには理解の浅い点はどこか、逆によく理解できている点はどこか、を明らかにしてくれます。
資格取得の限界点
ここまでは資格取得とそれに伴う学習の利点を挙げましたが、一方で資格取得の限界や、学習で気をつけたいと思うこともいくつかありました。
①実践機会の創出
②業務における知識の偏り
【①実践機会の創出】
良い点で書いたように、資格学習は理論や仕組みに重点が置かれています。そのため、理解できているからといって実践の機会で使えるとは限りません。知識の蓄積だけで終わらないように、資格取得をアピールポイントとして資格の知識を活かせるような業務に関わりを持てるようにしたり、プライベートで実践できるような機会を創り、継続して手を動かせる環境を整える必要があると感じています。
【②業務における知識の偏り】
私は1から10まで、順番通りに理解をしたい性格です。一方で、業務や実践で求められる知識は順番通りとは限りません。5、2、8、4といった順番で求められるかもしれません。
目の前で必要な知識を柔軟にインプットしたりアウトプットしていく、柔軟性と優先順位を意識し、知識の目次を作って整理することが重要だと感じています。
以上が、現時点の私が資格取得に対して感じていることです。
資格取得の実績と予定
2021年8月 Java Silver(合格)
2021年10月 応用情報技術者試験(合格)
2021年12月 LPIC-1(受験予定)