土浦の文化スポット「シークセール」
2022_02_14
午後2時すぎ、曇天。気温9度ほど。若干風があるものの寒すぎず過ごしやすい。ただ、自転車で走ると、厚着をしたはずのズボンでも、風が通って寒い。
土浦市には、「シークセール」という店名の文化的スポットがある。JR土浦駅から桜川を渡って、自転車で5分ほどの所で、ポストカードや冊子の納品に伺った。
このお店は、シルクスクリーン印刷したTシャツやトートバッグ、刺繍を施した商品を制作販売している。
Tシャツの絵柄は、ウサギやキノコ、蛾(サイケデリック柄のなかに)があり、トートバッグは、タコの絵柄が人気商品である。私の木版漫画「黒猫堂商店の一夜」や「或る押入れ頭男の話」も販売されていて嬉しい。
他にも、南伸坊氏、つげ義春氏などの青林工藝舎の刊行本がずらりと並んでいて圧倒的な充実ぶりである。また、フジモトマサル氏の漫画本やヒグチユウコ氏の絵本、また、高橋和枝氏の本があり、これには驚いた。シークセール通信でも私の刊行本2冊の紹介記事が載せられ、高橋氏の本紹介もあり、特別の感慨がある。高橋氏とは10年以上前、阿佐ヶ谷の喫茶店コブでの展覧会開催以来の邂逅である。走馬灯のように当時の出来事が回想される。もっとも、邂逅と言っても、ご本人ではなく、刊行物同士の邂逅であるが。これは奇遇であるのか、当然の出来事であるのか、これから考えてみたい。
また、上掲のものは、「シークセール通信1号」の記事の一部である。私の著作とマックス・エルンストの「百頭女」の紹介が並んでいることが素直に嬉しい。