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10年前の自分へ

こんばんは。今日もお疲れさまです。

去る、2022年4月15日、私は起業しました。
めちゃくちゃ個人的な事情がごちゃごちゃあるので経緯は省きますが、正直まったく想定していなかったタイミングで独立することとなりました。そこから約半年、文字通り右往左往しながら走り回っていましたが、ひとつの節目を越えたので久しぶりにnoteを書くことにしました。

経営者に必要なもの

私のこれまでのキャリアはこんな感じです。

  • NPOで長期インターン(学生時代)

  • 日本有数の戦闘民族が集う大手証券会社にてリテール営業

  • アタオカなレベルでコミットが求められるスタートアップでデータマーケティングのコンサルタント

  • 証券会社時代の同期が起業するということで取締役として参画

  • 独立←今ココ

これらのキャリアを通じ、経営者に必要なもの、ついて行きたくなる人ってどんな人かについて自分なりの答えを得ました。

  1. 圧倒的なビジョン

  2. 圧倒的なスキル

  3. 圧倒的な人たらし

全部持っていたら最高ですし、逆にどれもなかったらたぶんどこかでお別れがくると思います。NPOの時はビジョンと人柄が、証券会社の時はスキルと人柄が、スタートアップの時はビジョンとスキルが、それぞれ私を惹きつけていました。一方で、前職に関しては残念ながら最終的にはどれも感じることができなくなってしまったということが、独立のきっかけの1つでした。

翻って、今度は自分が経営者として人を惹きつけていかねばなりません。しかし、自分は人柄で誰かを魅了できるタイプではない為、ビジョンかスキルで抜きんでない限り、人材市場で勝ち抜くことはできません。このことは常に頭に入れ、どの経営者よりもビジョナリーであり続け、どの経営者よりも努力し続けないといけないなと思っています。

10年前の選択

さて、私のnoteのテーマが基本的には『選択』なので、これまでの選択に触れつつ今回の選択のお話をしていきたいと思います。

結論から言えば、すべての選択が今に繋がっています(当たり前と言えば当たり前なのですが)。
今回の起業にあたっては、NPO時代にお世話になった方にものすごく支援していただきました(現在進行形)。また、起業してからもスタートアップ時代の社長さんから感謝しきれないくらいご高配を頂いています。そのスタートアップに入れたのも、戦闘民族になるという選択をして得られたタフネスがあったからだと思います。前職に取締役として誘われたのも、そのモーレツスタートアップでさらにタフネスを磨かれたからです(単純に働きマンだったから誘われただけでした笑)。

すべてのキャリア選択が大事だったのと同時に、もう1つ重要なことがありました。それは、「選択を正解にするために必死にもがいた」ことでした。たぶん、運よくベターな選択ができていたとして、そこで何もしていなければ次には繋がらなかったと思います。選択し、その後もがき続けたから得られたものがあり、ご縁に繋がったのだと思います。打算でやっていたわけではまったくないですが、必死こいて仕事していて本当に良かったなと思っています。

10年後の自分へ

そろそろ結ぼうと思います。
今回、私はご縁・奇縁で起業することとなりました。起業してからもノリと勢いだけでエンジニア起業家養成学校に入学し、半年間プロダクト作りに勤しんできました(実際は忙しさを理由に全然時間を割けませんでしたが、どうにかこうにか卒業見込みが立ちました)。他にも、あちこち手を出している余裕なんて1ミリもないのに、あちこち手を出して自分で自分の首を絞めています...。
でも、それでいいんです。最近マコなり社長のInside Storiesで聞いた話ですが『データの見えざる手』という本によれば、「幸せに生きる為にはとにかく動けば良い」のだそうです。私もそう思います。結局はIMP×CVRなので、行動量×運の転換率が、その人の人生を左右するんだと思います(寝たきりの方が幸せになれないとか言っているわけではありません)。これからも行動し続けます。そして、運の転換率を少しでも上げられるように、『在り方』を磨いていきたいと思います。

10年前の自分へ
就活で挫折し(運よく納得できる会社には入れましたが)、もがく中でジョインしたNPO。インターン先をあそこに選んだキミの選択は正しかったよ。

10年後の自分へ
今私がしている選択は、今私がもがいている日々は、正解でしたか?
私は正解にすることができましたか?

答え合わせは10年後にしたいと思います。
ご清覧有難う御座いました。

2022年9月18日


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