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過程主義

最近のテーマは
ニュースをよく見ること。

今日、とあるニュースの特集で
中学受験、いわゆる『中受』についての話が挙がっていた。

東京、中央区などの私立中学への進学率が高いエリアでは、1月からの6年生の長期欠席、並びにその兄弟の感染予防のための欠席がとても多いらしい。

3学期、仲間との絆の深まり。
最後の小学校生活。

私立に行くのなら尚のこと、
これからの友だちとの関わりも薄くなってくるだろう。

この記事を読んだ時、そんなことを考えていた。

ただし、受験をする子どもの中には、
「絶対に合格してやる!」という、志の高い子どももいるので、『勉強のために学校を休む』ということも絶対拒否とも言えない。

また、この記事の終わりには、
“中受の「成功」とは、合格することだけなのか"
というような話もあった。

そこまで読んで初めて、
これは『結果主義国家』になりつつある日本の大きな問題なのでは?と感じた。

私の働く教育現場では、
結果より過程を重んじた実践を大切にしている(と思う)。
もちろん、成功体験は必要だけれど、
そこに辿り着くまでの経験がより人生を彩り、選択肢を広げてゆくことができると思う。

そして、人間の一番の取り柄、
言葉でやりとりして気持ちを表現したり、たまに嘘ついてみたり、、の対人関係が成り立つという力の見せどころだと思う。
受験とは離れたことかと思いきや、それはつまりその対人関係の機会を自分から減らすことになっていると思う。

異論は認める。

何かを得るには何かを失わなければいけないということだなと、私の中では落ち着いた。

でも受験を否定したいわけじゃない。
合格するために、魂を削って頑張っている受験生が必ずいると思う。

合格を目指すのなら、成功を心から願っています。
(これでも元は塾講師です)

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