本番直前のどうでもいい話②

ロビ「胆石の手術をすることになったよ。日帰りで。」
と私のFPであるフガLaboの代表に伝えたところ、
FP「日帰り!?日帰りじゃ保険が下りないから、なんとかして入院を勝ち取って来い。」
と言われましたので、先生に相談。
ロビ「入院しないと保険おりないんで日帰りでも良いから入院させてください。」
先生「うちは入院施設ないから無理です。」
ロビ「じゃあ、入院できる病院に紹介状書いて貰えますか?」
先生「どこが良い?」
ロビ「近いとこ」
先生「家どこ?」
ロビ「日赤の近く」
先生「じゃあ、日赤だね。誰がいい?」
ロビ「上手い人」
先生「僕には分からんよ(笑)」
ロビ「えー私はもっと分かりませんよ。じゃあ、上手そうな人でお願いします。」
先生「まあ、書いとくよ。」
と言う訳で日赤に紹介状を書いて貰いました。
看護師「予約も入れておきますね。いつが良いですか?」
ロビ「じゃあ、来週の月曜日でお願いします」

2024/03/18 10:00
日赤に胆石の精密検査にやってきました。
【紹介状がある人はこちら】の窓口で、予約してるロビです。紹介状これです。と受付をして、言われた通り2Fの外科へ。
もはやうろ覚えなんですけど、確かまず問診。
待ってる間に検温と血圧を測るよう言われます。
血圧計が地味に順番待ち。
前にいらっしゃった年配のご婦人が私に順番譲ってくださろうとしたので、丁重に順番待ちますと伝えて、ベンチに座ります。
中々ご婦人の血圧測定が終わらない。
結構時間かかるもんなんだな~と思って見ていると、測定値が印字された紙が出て来るんですけど、出て来た紙を握りつぶしています。
ご婦人「・・・。」
紙をじっと見て、握りつぶすを2回ほどやってから、観念したように印字された紙を持って血圧計から離れて行くご婦人。
機械の調子悪いのかな?
機械はちゃんと動きましたので、すんなり測定完了。
測定結果を持って戻ると、診察室に呼ばれました。
ロビ「よろしくお願いしまーす。」
先生「胆石ですね。」
ロビ「そうですそうです。」
先生「自覚症状あります?」
ロビ「ないです。自覚症状ってどんな?」
先生「お腹が痛いとか。」
ロビ「ないです。」
先生「ちょっと診ますんで、こっちに横になってください。」
ロビ「はーい」
先生「お腹出しますよー。」
ロビ「お願いしまーす。」
先生「ここ、どうですか?」
ロビ「別に。押してるな~って感じです。」
先生「ここは?」
ロビ「押されてるな~って感じです。」
先生「はい、いいですよー。」
ロビ「ありがとうございました。」
先生「お腹しまってください。」
ロビ「あ、はい。」
先生「どうします?」
ロビ「取らない選択肢あります?まあ、保険金目当てなので、取りますけど。」
先生「保険金?」
ロビ「そうなんですよ、入院しないと保険金出ないんで。それで紹介状書いて貰ったんですよ。」
先生「このS先生に?」
ロビ「そうですそうです。」
先生「何、こんな病院あるの知らなかった。内視鏡の専門?」
ロビ「そうですそうです。内視鏡の専門店です。」
先生「ふーん、変ってるな~。」
ロビ「大腸の内視鏡検査して貰いましたけど、上手でしたよ。」
先生「へえ~。あ、で、どうします?」
ロビ「一応、聞きますけど、取らなくてもイケますか?」
先生「自覚症状ないなら、ほっといても良いですけど。」
ロビ「あ、食べ過ぎた時にこの辺りが痛い時があるんですけど。」
先生「そこは胃ですね。」
ロビ「やっぱり~。」
先生「後、背中に痛みが出ることもありますよ。」
ロビ「あ!私、たまにこの辺り痛いです!それかな!?」
先生「それは逆ですね。」
ロビ「あら。じゃあ、たまにこっち側痛いのはなんでしょう?」
先生「別の何か。」
ロビ「そうか~。じゃあ、取らなくても良いんですね。」
先生「取らなくても良いけど、そのうち凄く痛みが出る可能性ありますよ。」
ロビ「え?取ります。じゃあ、取ります。痛くないうちに。胆嚢ごと取るんですよね?」
先生「はい、残しておいても良い事ないんで。」
ロビ「取ったら、何か不具合出ないんですか?」
先生「出る人もいます。消化不良起こしたりとか。」
ロビ「今以上に?」
先生「今を知らんから。」
ロビ「ポテトチップス1袋食べたらお腹痛くなる時があるんです。」
先生「それは残念ですね。」
ロビ「体調悪い時とかに大袋ですけど。」
先生「・・・お薬出せますよ。それで改善することもあります。」
ロビ「それは、食べ過ぎた時に服用すれば良いんですか?」
先生「そんなパンシロンじゃないんだから。毎食後飲むんですよ。」
ロビ「めんどくさ。いりません。」
先生「・・・そうですか。」
ロビ「前の病院では日帰りでイケるって言われたんですけど。」
先生「日帰りは無理だな。2泊3日だな。」
ロビ「おおー良いじゃないですか!2泊3日!!それでお願いします。」
先生「旅行じゃないんだから。一番近い日程だと、4/1手術ですね。」
ロビ「ちょっと、会社に確認して良いですか?休めるかどうか。」
先生「いいよ。」
会社に電話して4/1に休めるか確認して貰いますと、どうも休めそう。
ロビ「休めそうなので4/1で!」
先生「じゃあ、ひと通り検査してからまた戻って来てください。」
ロビ「はーい」
まずは血液検査。めちゃくちゃ混んでます。うわー凄い。座るとこもない。せっせと血を抜いてる。抜かれてる。
受付「紹介状がある方はすぐにお呼びしますので、呼ばれたら行ってください。」
え?いいの?こんなに待ってるのに?
血を抜く人「ロビさーん。」
ロビ「早っ!」
え?本当にいいの?こんなに待ってるのに?
健康診断の時と変わらない感じで血を抜かれて次の検査へ。
えーと、何やったかな?
とにかく検査を終えて、再び外科へ。
先生「えーと、胆石ですね。胆石なんだけど、積極的に疑う訳じゃないんだけど、血液検査の結果、このCA19-9っていう腫瘍マーカーの数値が高いんですね。これが高いと癌の可能性があって。積極的に疑う訳じゃないんだけど。」
ロビ「?癌かもしれないということですか?」
先生「まあ、そうだね。積極的に疑う訳じゃないけど。」
ロビ「スパっと癌ですって言われたら『がーん』て言おうって決めてたんですけど、こんなふわっと言われた場合の返しは準備してないんですよ。」
先生「まだ、そうと決まった訳じゃないですから。スパッとは言えません。」
ロビ「えーと、私はどうしたら?」
先生「とにかく4/1の手術、これはフィックスしましょう。」
ロビ「ほんじゃフィックスします。」
先生「癌の可能性を踏まえて、精密検査をして、癌だったら癌の手術、胆石だったら胆嚢を取るだけの手術になりますから。」
ロビ「癌だった場合、入院て何日位になります?」
先生「2泊3日では帰れないね。」
ロビ「ですよね~。これはちょっと会社に連絡しても良いですか?検査とかで他にも休み必要ですもんね。」
先生「ロビさん、もうちょっと自分の病気と真面目に向き合って貰って良いですか?癌かもしれないんですよ。仕事仕事言ってる場合じゃないから。」
ロビ「大丈夫です!癌かも知れないって言えば休めると思います。」
先生「そんな癌を盾に無理を通すみたいなことしたらダメです。」
ロビ「まあまあまあまあ」
早速電話をかけて、癌かもしれないので精密検査で休まないといけないかもしれない旨を伝える。会社の皆は優しかった。こっちは気にせず休めば良いと。
ロビ「休んで良いよって言って貰えました。」
先生「いい会社じゃないですか。」
ロビ「はい!癌かもしれないんで、流石に。」
先生「癌かどうかを調べる精密検査をしますから。その結果で癌の手術をするか、胆石の手術をするかを決めます。」
ロビ「癌確定するのいつでしょう?」
先生「精密検査で分かりますが、実際は手術してみないと分かりません。」
ロビ「分かりました。」

私、癌かもしれません。

つづく