chap66 :7年間のセックスレス。お稽古の先生から告られ、ブレーキを踏み外しそうになっています。
□おとなりの皆さま こんにちは
恋人・夫婦仲相談所 https://fufunaka.com の所長をしています。
相談やりとりを匿名・背景をぼかして紹介することで、
類似の悩みを持つ方々の指針になればと考えています。
相談所は、ご本人と特定されぬよう時期をずらして公開了承を得る
仕組みです。noteにもコラムとして掲載しましょう。
連動メルマガ "とな寝" は こちらです。
https://www.mag2.com/m/0000111666
□ 今回のおとなりのお悩み相談
青珊瑚さん(38歳)
「7年間のセックスレス。お稽古の先生から告られ、
ブレーキを踏み外しそうになっています」
今年6才になる子供がおり、妊娠がわかってから夫とは
スキンシップがありません。
元々会話はお互い少ないです。 家族を大事にしてくれ、子供の事、
家事など率先して手伝ってくれますが、夫婦の時間を作ろうとしません。
子供がいるとその気になれないと言います。
この前、友人に子供を託し、二人だけでコンサートに行く機会を
作りましたが、終わるやいなや急いで帰るという義務的な感じに
幻滅しました。
先日、本人に夫婦の時間をたまには作ろうと言いましたが、
子供の事を考えるとそれは出来ないと言われました。
そんな中、習い事で憧れていた先生から、思わぬ告白を受けました。
習い事の時間だけ、女性でいたいという乙女心で、恋をしていました。
気持ちを打ち明けられ、憧れの方から女性として魅力を感じてもらえたと
いう喜びがあり、こちらも気持ちを告白してしまいました。
しかしブレーキをかけ、今はメールだけに留め、精神的な繋がりを保っています。この先、夫婦関係が改善されないようであれば、
ブレーキをかけきれない自分がいるかもしれません。
不倫はしたくないので、主人との関係改善を試みますが、
どうしても無理そうなら離婚も視野に入ります。
夫とのセックスレスに関しての問題意識よりも、夫婦としての会話がないこと
などの寂しさを感じています。
休みの日は家族サービスしてくれ、父親としては
文句のつけようがありません。しかし、子供を通しての会話という感じです。
私が我慢をしないといけないのでしょうか。アドバイスお願いします。
○真由美所長より
「不倫損になるので、いたしてはいけませんぜ」
青珊瑚さん、青珊瑚さんのような妻側の切ない気持ち
の吐露が、とてもとてもたくさん寄せられています。
夫婦仲相談所を開設して20年以上経過します。平成の時代から
令和の時代に夫婦を取り巻く環境はITや国際情勢を含め
大きく変わりましたが
こちらに寄せられる夫婦のお悩みの本質は変わっていません。
SNS、アプリの進化で不倫が始まりやすくなった反面、ばれやすくも
なっています。夫婦間トラブルは永遠に増え続けるということです
ね。青珊瑚さんは約7年間、旦那さんと触れ合っていない。
やるせない気持ちは「女性として見てもらってない」「表面的
な家族」「子育てを一緒にするだけの関係性」・・こんな負のイメージ
が渦巻いているのかと思います。
お稽古の先生から「女性として魅力を感じてもらえた」ことへの喜び
と、恋愛対象として承認された嬉しさは青春時代の初恋の
”胸キュン”とよく似た感動だったと思います。
恋愛ドラマの王道の台本がそのまま日常で展開されたとき、
既婚女性はどういう行動を取るか。
まさに、パートナーがどれだけ妻に愛を注いでいるか否かに
かかっています。
青珊瑚さんのようにブレーキをかけているが、いつアクセルを
踏んでもいいというギリギリマインドを打ち明けてくださるケース、
大変理解できます。
「アクセルを踏んでしまいそうだから助けて」と叫ぶ妻心を
夫は、どこ吹く風。そうです。気づきません。
(気づいていてスルーする夫もいますが、そういう夫婦にとって
結婚はオワコンと言い換えられます)
妻が不満を持っている夫側に問いかけると
「ぼくは、妻を大事にしてる。家事もしっかり
やってるし、子供の教育も妻任せにしていない」という言葉が返って
きます。
「いやいや、家事がズボラで子育てが妻任せでも、妻からムッチャ
愛されてる夫はいっぱいいますから。論点が違う!」と叱ってしまい
ます。
青珊瑚さんも「父親としてはいいパパ。家族サービスもする」
とおっしゃってますもんね。(あ、時代的に家族サービスという言葉
は古い感じです。今は夫も妻も二人で家族にコミットする風潮です)
では青珊瑚さんは、ブレーキにかけた足をはずしていいのか?
アクセルベタ踏みしていいのか?
不倫は、思考回路を停止させる麻薬のようなもの。
ワンナイトくらいならいいかと考えがちですが、その一回で終わる
わけがない。
特に青珊瑚さんのようなギリマインドの状態の妻は。
愛と性の泥沼にはまりこんでしまいます。
遊園地の興奮マックスのアトラクションと同じです。
「怖かったーー。ドキドキしたー。でも春休みにはまた乗りたいね」
的な。1回で終わるわけないやろ!!
ブレーキをはずすと、夫との話し合いも感情論が優先して、
ジグザクしてしまいます。投げやりな話し方にもなります。
「眼の前の夫と別れてもいい。だって私はアノヒトが守って
くれるから」と。アノヒトが守ってくれるかどうかは未知数です。
ギャンブル的確率。
100歩譲ってワンナイト不倫の場合。
たとえ、1回デートしたあと
再度ブレーキをかけたとしても、もし知り合いに見られていたら
アウト。
またたく間に噂が広がり、”不倫損”になるのです。知り合いに
見られて、沼裁判、引っ越し、転校した女性を数え切れないほど見て
います。
つまり、現時点でお稽古の先生といたしてはいけません。
いたすなら基本のステップを踏んでからです。
夫と話し合う→離婚する→気になる男性と恋愛モードになる
これで、人生を守ることができます。
青珊瑚さん、「子供を通した会話なんて氷の世界にいるみたいで、
辛い。7年間、私に触れてくれない理由をおしえて。コンサートに
行ったときくらい、夢の世界にエスコートして」
とガチマジで、切り出してください。
離婚やむなしという言葉が浮かぶほど、青珊瑚さんはまいって
おられます。ご自身の傷の深さに気づいて、ちゃんとした
話し合いを進めてみて。
話し合いの合間に、お稽古の先生の胸に飛び込みたくなる
でしょうが、飛び込んだらSEXいたしてしまうかもしれません。
すると、離婚魂に火がついてしまう。
改善できるのであれば、夫婦仲元通りにしたほうがよいのですよね。
ならば、本心をぶつけるのが先です。
青珊瑚さんの不安と不満を 夫にぶつけてよし。Go ahead!
□真由美所長CM
コミック『相互アリバイ妻』試し読み
できます! 章が進むにつれてムッチャ エッチシーン続出。
https://fufunaka.com/archives/2839