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ワクワクするお墓参り~春分の日~

3月21日、春分の日。そもそも春分の日ってどんな日か知ってますか?いつも同じで本当に恥ずかしいのですが、私は知りませんでした。なんとなく、春が近づいてきたよという感じですが・・・(笑)

春分の日とは、太陽が赤道上にあり、地球のどこにいても昼と夜の長さが同じになる日なのだそうです。しかし、厳密にいうと実際には昼のほうが少し長いそう。もとは、「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)」から改称されたそうなんです。春季皇霊祭とは、現在でも行われている宮中祭祀の一つ。毎年2回、春分の日と秋分の日(秋季皇霊祭)に斎行される大祭なのだそうです。

お彼岸

そして、この日は、太陽が真東から出て真西に沈む日なので、浄土思想では、極楽浄土は西方にあり、西方に沈む太陽を礼拝することが習わしがあるそうです。煩悩を払うため西に沈む太陽に祈りを捧げ、極楽浄土へ思いをはせるのだそうです。そんなこともあって、春分の日、秋分の日は「此岸と彼岸が最も通じやすい日」と考えられたことから、この日に西に向かって拝むと、功徳が施されるとも信じられ、春分の中日を中心に供養を行うようになって、お彼岸として、先祖様への感謝の意味を込め、お墓参りや仏壇の掃除、お供えなどの供養を行い、それにあわせて自分自身の日頃の行いを振り返り、見つめ直すのが古くからの習わしになっているそうなのです。

お墓参り

小さい頃、お父さんお母さんと一緒にお墓参りに行ったことを思いだしました。なんとなく、亡くなってしまった、おばあちゃん、おじいちゃんの事を思い出して、お墓に向かって話しかけていた記憶。でも、このお彼岸を妻と調べていて、お墓には、僕たちの知っているおじいちゃん・おばあちゃんだけでなく、もっといろんなご先祖様がいるんだよな~って話になりました。そう考えたら、結構失礼というか、寂しみことをしてたんだなって反省です。せっかく来てくれた、親戚が、自分のことを知らないし、存在していたことも知らないなんて、なんか悲しいですよね。ってことで、春分の日、秋分の日に向けて、一度、家系図を作ってみることにしました。

家系図

家系図って皆さん作ったことありますか?初めてだったので、かなり手間取りましたが、なんとかできました。正直、大変でした。でも、それ以上にめっちゃ楽しかったんです。これはやってみないと絶対に分からないと思う。両家の家系図を作るので、それぞれの父、母の産まれたところ、もしくわおじいちゃん、おばあちゃんの戸籍謄本、除籍謄本というのを郵送で申請して、遡れるところまで請求し、途絶えたら、次の役所にまた同じように申請というのを繰り返します。そこで、一つ気づきがありました。きっと、これまでも家系図を作りたいという申請は沢山あるようで、「家系図を作りたい」と申請すると話しが結構早い役所がほとんどでした。しかし、家系図って、基本、男親の家系をおっかけていくだけなんですね。確かによくみるやつってそうだったな~と。だから、母方の方も、全部遡れるまでくださいと言ったら、だいたいびっくりされました。金額も、ま~そこそこの値段になりますしね。でもね、実際に作り始めて思うのは、男親の家系だけ遡っても、今の私たちは存在してないってことなんです。母方の家系も遡って、このすべての繋がりがあって、私たちがいて、娘が産まれたんです。そう考えたら、全部やらないと絶対に意味がないと思ってやりました。そう、私たちの今、こうして笑顔でいれるのは、父も母もすべての繋がりがあってこそなんだなと強く実感することができました。本当に出来る限りやってみて良かったと思っています。

そして、この家系図を持って、お墓参りにいったら、本当にこれまでとは、全然違った、お墓参りを経験できたんです。近くのお墓も実は遠い親戚の可能性もあったり、お墓に書いてある名前をみて、あっ○○さんだ!といって興奮したり、なんだか、芸能人に逢ったような感覚でした。それに、実際に家系図をみながら、お父さん、お母さんや、おじいちゃん、おばあちゃんとお話をするのがめっちゃ楽しくて、え?昔ってそんなことがあったの?とか、えええ!?なんで?とか、いろんな知らないことや、今の時代では考えられないことが沢山あって、本当に知らないことだらけ。そして、何より、今回は、奥さんのおじいちゃん、おばあちゃんの家系図作って、お墓参りに行ったんですが、なんだか、いろんなご先祖様の話を聞いたり、話したり、写真を見て話すことで、これまでより、本当に家族として育みあっている感覚を実感できたんです。これは、本当にちゃんと自分達で調べて、話しながら家系図を作ることに意味があるんだなと実感しました。絶対に、楽しいし、新しい気づきも、繋がりも発見できます。ぜひ、やってみて下さい!

これから、お彼岸、お墓参りが、ただ、お参りをして、お願いするのではなく、みんなで一緒にこれまでの家系を感じながら育みあうものになっていくことで、きっと、私たちは過去の繋がりとコミュニケーションをとることができるんだと思いました。みんなで一緒に新しい文化を作っていきませんか?

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