読み解きジャーナル 2020年8月3日号
「画期的な読み解き」
最近「画期的な読み解き」が3つ続いた。
週休二日さんによる
ダンテ「神曲」
マン「魔の山」
黒井マダラさんによる
サン・デクジュペリ「星の王子さま」
である。なにげに、イタリアードイツーフランスと、別の国になっている。英米とロシアはすでに手掛けているから、読み解きの幅が一気に広がった。
「神曲」「魔の山」は読むだけでかなりハードルが高いが、「星の王子さま」は少し本好きだったら読んでない人は居ないだろう。日本でも銀河鉄道より多く読まれていると思われる。とにかく目を通していただきたい。構成から読むとこんな世界が広がっている。できればより多くの方に議論に加わっていただきたい。
あるいは読者は「黒井さんのような膨大な教養がないから自分には読み解きは無理だ」と思われるかもしれないが、そんなことはなく、知識ナシでも構成から作品を腑分けしてゆくことは可能である。こちらお読みいただきたい。
「星の王子さま」の読み解きができたことで、「アリス」「モモ」「指輪物語」「ナルニア」「ハリー・ポッター」なども射程に入ってきた。今後ますます楽しみな状況である。いわゆる「文学好き」でなくともアプローチできるし、映画から入るやりかたも可能である。ご参加お待ちする次第である。
編集後記
中身が少な目なので編集後記を付け加えた。体裁を整えるためだけである。悪しからず。