【人間関係のストレス】相手の欠点に悩んだ時の対処方法「人間関係基礎講座6」
今回は【人間関係のストレス】「相手の欠点に悩んだ時の対処方法」と題してお話します。
人間関係が上手くいかない時に見えてくるのが、相手の欠点ですよね。
「この人は何でこうなのか?」と考えてしまいます。相手の欠点や問題は、ハッキリと見えますよね?人間関係のストレスになります。
皆さんどうでしょうか?
相手の欠点が直ったら人間関係は円満に行くのにと考えてしまいます。では相手の欠点を伝えてみたらどうでしょうか?
指摘した欠点が的を得た欠点であればあるほど、相手は激怒してくることでしょう。自分自身を変えるかどうかは相手に決定権があるので、私からはどうしようもありません。
では、どうしたらいいのか?一緒に考えてみましょう。
1.相手を変えようから、自分を変えるへ
相手は変えられないならば、自分自身が変わるしかありません。自分ならば変えることは可能です。
「変えられないものは過去と他人、変えられるものは未来と自分」という言葉があるように、相手を変えるから、自分を変えていくしかありません。
勝ち負けではありませんが、自分を変えるというのは人間関係に負けたような感覚に陥るかも知れません。しかし、決してそうではありません。
むしろ有利な立場に立つのです。自分自身を変えるとプラスの効果が実はあるのです。
野球の監督で有名な野村克也氏の著書「野村ノート」には、次のようなことが書かれています。
ヒンズー教の教えから来ているそうですが、厳しい勝負の第一線で活躍されて来られた野村監督は実感として感じておられるのでしょう。心を変えることで、自分の運命まで変わるのですから、これは凄いことです。
また聖書にも参考になる聖句があります。
人を裁くと自分が裁かれてしまうということです。巡り巡って自分に降りかかることってあると思います。他人の悪口を言えば、自分も悪口を言われるようになるのです。
では、いざ自分を変えようとしても毒を吐くような人っているものです。相手の汚い言葉についキレそうになることってありますよね?
思わず言ってやろうかと思いますが、ちょっと待って下さい!
言ってしまえば、売り言葉に買い言葉、修羅場になるかも知れません。
2.心の次元を変える
■態度の悪い人への対応
態度の悪い人で暴言を吐くような人、執拗に攻撃してくる人、こんな人にはどのような対応すればいいのでしょうか?
あなたならばどうしますか?
態度の悪い人への対応、それは?・・・
「親になる」です。どういうことか?
相手を自分が生んだ子供だと意識を変えてみるのです。
そうすれば、相手が悪さをしようが悪口を言おうが自分の子供です。子供だと思って悪いことをしても耐えられるのです。
悪さをする子供をまだまだ幼いなと思いながら、見つめるのです。自分の次元を切り替えるのです。
3.回転する人間関係の構造
ここで少し人間関係の構造をお話しましょう。
人間関係には構造があります。あなたは人間関係というと、どのようなイメージを描いていますか?
普通、人間関係というと一対一の関係を想像されるかと思います。この対等な関係で、心のキャッチボールをしている、ある意味、正解ですが、実は人間関係は円運動しているのです。
図をご覧下さい。
①対等な関係
②相手が上司、親に当たる関係
③相手の兄弟のような関係
④相手が子供のような関係
①番は、多くの人が想像する対等な関係です。
②番は、相手が上の立場、上司であったり、親のような立場です。
③番は、相手の兄弟のような関係、厳密には前後の関係です。
④番は、相手が子供の立場になり、自分が相手の親の立場に立つのです。態度の悪い人への対応は、自分が相手の親のような立場に立つのです。
対等な立場から次元を上げて、相手の親のような立場に立ってみるのです。すると、子供に対して本気で怒っても仕方ありません。
このように、人間関係を円運動のように柔軟な位置に立てるようになると心の幅が拡がります。
人間関係は状況に応じて、自分を対等な位置に立てるのか、相手を上の位置に立てるのか、兄弟のような位置に立てるのか、それとも自分が親の位置に立つのかを選択して行くのです。
そして意識が変われば人格が変わり、人格に変われば自分の運命も変わる要素を秘めているのです。
4.意識が変える自分の運命
相手は私を攻撃してきたのだけれども、その人は結果的に私を良い人格に、良い運命に変えてくれた良いことをしたことに成るのです。
不思議ですよね。悪いことをした人を良いことをした人間に造り変える、意識とは凄いパワーを秘めているのです。
逆に、人を恨めばその恨みは自分に帰ってくるのです。
「人を呪わば穴二つ」
人に悪いことをすれば、その報いは自分にも帰ってくるのは、この世の中の原理です。宇宙の原理を私たちは知って利用していくことが大切です。
余談になりますが、なぜこのようなことを知るようになったのか?
私は少年時代の経験から、宇宙の根源に触れるようになり、いわゆる神の声を聞いたことがあるのです。悪魔の姿、声も聞いたことがあります。
結婚前に妻と最初に出会った時には、妻の背後のお姫様のような姿をした守護霊も見えたのでした。
その話をしたら信じてもらえず、妻は二十年後にあるユタに先祖を観てもらった時に「ご主人の言うことは本当です」と言われて、二十年後にして、やっと信じてもらえたのです。(笑)
目に見えない世界は実際に存在します。
またこの話は機会が有れば、詳しくお話します。
5.まとめ
今回はここまでとします。
相手の欠点に悩んだ時は、「親の立場」に立ってみることをお話しました。ところが、なかなかいろんな思いが湧いてきて立てない人もいます。立てなければ元も子もありません。
なぜ立てないのか?
立てない理由があるのです。次回は、原因と対処方法をお話すると共に、「人間関係が上手くいかない本当の理由とは?」と題して徹底解説します。
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