自分がやりたいことをやれる時間が毎日あると幸せ。
「あれだけどっぷりと沼っていたラジオ配信アプリを突然やめて、今は何をしているの?」と聞かれたことがありました。
今でもツイキャスで細々と配信を続けていますが、明らかに変わったことは「他の人の配信をほぼ聞かなくなった」ということです。
ツイキャスのiPhone版では、配信を行う用のアプリと聴く用のアプリが分かれておりまして、X(Twitter)アカウントを削除したところ、聴く用のアプリにログインできなくなってしまっただけなんですけれども…(笑)
(ブラウザではログインできたので有料の配信などは引き続きパソコンで楽しんでいます😂)
例外ももちろんあるのですが、「他の人の配信を聞かない」というのは、配信者にとってなかなかリスキーな選択肢だったりします。
特に我々一般人が配信をする時は、「この人、私の配信にいつも来てくれるから、私も聞きに行ってみよう!」という、ある種の御礼のような感じでお互いの配信に行き来をする現象が起こりやすいのです。
それはやがて「この人の配信に行かなきゃ」という義務感に変わっていったり、
「最近この人私の配信に聴きにきてくれないな。それなら私も行かなくていっかあ」という仕返しのような行為に発展したり。。
更には、配信の世界では「企画」や「イベント」の類が行われたりします。
お誘いをしてくれた人や、企画に関わりがある人たちの配信に行かなきゃ…
もしくは、自分もいつか誘われたいからいつか配信に来てもらえるように顔を売っておかないと…
多分、配信アプリそのものにあんまり馴染みがない方は、「え?いいオトナたちがそんな幼稚なことするの…?」とお思いでしょう!
ええ、するんです。笑
そして、そういったことが積み重なって、
「仕事中だから音声は実際には聴けていないけど、形だけ配信に来ている」とか「聴く気がそもそもないけど、恩を売るため(?)にとりあえず配信に来ている」という人まで出没し始めます。
(ちなみに長く配信をやっているとですね…
「あ、こいつ聴いてないな😇」っていうのまでわかるようになります(笑)
バレてないとお思いでしょう、バレバレですよー!)
配信アプリの闇にドン引きしはじめた方に向けて説明いたしますと、実はこの現象は完全悪というわけではなくて、
多くの配信アプリでは、リアルタイムで配信を聴いている(配信に来ている)人数が表示され、それが人気の指標のひとつになっているので、例え実際には聴いていなくても、人数に貢献してくれるのは有難い!という考え方の配信者さんも多くいらっしゃるのです。
事実、リアルタイムで聴いてくれている人を増やすこと、1人の人に長く配信を聴き続けてもらうことが、配信するうえでは最も難しい要素であるのは間違いありません。
もちろん「聴き専」と呼ばれる、配信を行わないユーザーさんもいらっしゃるので、全員が全員そうというわけではありません。
でも、何かの義務感で配信に来てもらうのは…数字的には有難い反面、とてもとてもモヤモヤしました。
特に私は演奏配信をしている身なので、演奏を聴いていただきたい一心で配信をしています。そこに「本当は聴いてないけど来ました」という人が来ると、「聴く」がメインである音楽の根底が覆されてしまう。笑
いや…音楽だけじゃない。配信自体がそもそも「聴く」ものだ!
それに、誰にだってスマホを触れない時間があるのは当然のことだから、いつも来てくれている人がたまたま今日来ていなくても、よく聞きに行っている配信者の人が自分の配信になかなか来てくれなかったとしても、そんなに目くじらを立てるようなことではないはずなのです。
いつからアプリ上の友情みたいなことがメインにすり変わってしまったのか。。
あとこれは個人的なことなのですが、
何かを聴きながら作業や仕事をする、ということができません。音楽でもラジオでも、聴くことに集中してしまうのです。
なので、配信をたくさん聴いていた時はほとんどの場合コメントをして楽しんでいたし(歩いている時は除く…歩きスマホもしません)、その間は作業らしい作業はほぼ何もできませんでした。掃除機をかける、とか、風呂掃除をする、ご飯を温める、くらいのことはしていたかもですが。。
ということで、ようやくタイトル回収に繋がるのですが(おっっそ笑)、
配信を聴かなくなった分、noteを書いたり、動画を編集したり、ジャーナリングをしたり、語学の勉強をたり、
今までやりたいと思っていたことがひとつずつできるようになってきました。
まだまだやりたいことはたくさんあるけど、やりたいことをやれている日々は心が穏やかだなと感じています。
もちろん配信アプリで出会った人々は私にとって大切な人ばかりで、アプリ上の友情を否定したかったわけではありません!
ただ、義務感で誰かの配信にお邪魔することだけは私自身もしたくなかったはずなのに、その義務感に結構な時間が奪われていたということも現実だったのでした。なんたる矛盾。
ちゃんと「誰かの配信を聴きたい」と思った時にまた色々な方の配信に遊びに行きたいと思います。
私の配信も、誰かの「聴きたい」に応えられるようなものにしなくては…という自戒を込めて。