#0005 「ライターズ・ブロックと共に住まう」 第5回
ライターズ・ブロックと共に住まう
(第5回)
不安と“意志力”の減退
どうも、於兎沢です。
note記事すら書けないな、と思うようになって来ました。
正直なところです。しかし、書きます。
「ライターズ・ブロックと共に住まう」わけですから。
今まで感じていた抑制、たとえば「自分なんかが書いても駄作しか生まれない」、「この案は私に表現できる範囲ではない、調査・取材力も足りない」「もっとスキルが無ければサンプルになる作品はつくれない」などなど。
いろいろあります。全部“不安”であって、先のネガティブな見通しでしかありません。
もちろん、書き切ったものが黙殺されてしまうことはあり得ると思います。それは仕方ない。ではどうする、と次に行ける思考はできるハズ。
いつかはこのライターズ・ブロックと別居したい。離れたい。
しかし、無駄な別れにもしたくない――などと喩えるとなんだか妙な心持ちになりますが、さて措き。
不安と意志力。
意志力については、スタンフォード大学の研究が有名ですね。
失敗したときに罪悪感を増すと、意志力は減退する、とか。
ほかにもアレコレとあったのですが、ケリー・マクゴニガル『スタンフォードの自分を変える教室』に詳しいのでオススメです。
これ、実際に生活に適応させて行くのは、私のようなACOD(機能不全家族出身者)には必要でもあるけれど、極めて困難でもあります。
気楽に取り組むくらいで程よいのでしょう。
それが上手くできない。
そういう性質を後天的に学習してしまっている。
よって、“脱学習”と呼ばれるプロセスを経ないといけない。
これは臨床的なリハビリです。
脱学習するためには、まず環境が安全であるのが最低限の条件です。
ここで私、詰んでる気がするのですが、うーん。
まぁ近隣の大きな罵詈雑言などは頻繁に聞かれますが、雨風しのげてそれなりに生きること自体はできそうな環境にあって、note記事を更新しています。
メンタル、つまり脳をさらに損傷して生き延びれない可能性は充分あるわけですが、一応通院してお薬の処方もあるので、対処療法で誤魔化すとして。
安全感、自己肯定感を増強させて行くのは文章力の前に生きる土台であって、必須な作業です。
生きてないと、書けない。
そして前にも述べてあるとおり、「書きたいものはある」わけで。
徐々にでよい。漸進させろ、と微かな気持ちだけでこの記事を書いてます。
脱学習とThe Artist's Way
以前にもちらっと紹介したジュリア・キャメロンの"The Artist's Way"3部作が、この脱学習にとても良さそうです。
邦訳ですと最初の2部が『ずっとやりたかったことを、やりなさい』というタイトルで2冊出ています。
第3部"Finding Water"については、未確認ですが日本語に訳出されているのかどうか。一応、これも読み差してあります。
このシリーズでオススメされてあるのが、"Morning Pages"と"Artist's Date"、"Walks"、それから"Creativity Contract"という基本ツールとなる手法、これらは書籍で確認願いたいところです。
(2部まででは"Creativity Contract"には触れていないかも。
3部も途中まで読んでよいなぁ、と思えたので邦訳されてないかな……。)
私は朝、このMorning Pagesをつけるのは苦手なのですが、とりあえず雑記はつけてみています。
(日記にすると義務感を感じるので、ほぼ毎日でも雑記。)
そこにはアファーメーション(肯定感を上げる自己暗示、アスリートなども採り入れているようです)やラインホルド・ニーバーの祈り(セレニティ・プレイヤーとも呼ばれます)を冒頭に付しておいて、その日思われることや、いろいろ思われる事々をざっくばらんに書き綴ってあります。
朝、3ページ以上つけられていたら御の字、と思ってとりあえず書く。
ほかの手法についてはここでは触れませんが、壁打ち的な書き物はずっとずっと続けています。
あくまで独白のようなものですけれど、書くことそのものから離れたい、とはならないので不思議です。
ところで、創作は?
肝心な創作のほうは、どうでしょうか。
先日書いたブレイン・ストーミングから抑制を無くす、というのは今ひとつ上手く行っていません。
まだまだ脱け切らない。
なにか新しい対策をしてみたいところです。
なにができるだろう⁇
ちょっとすぐには思いつかないので、今回は脱学習が必要なのよー、というだけでお終いとします。
まとめ
不安は意志力を減退させ、実行力を損なう。
不安と向き合うためにも、後天的に学習された抑制を脱学習して行くこと
まだまだスランプです。←
こんな感じでしょうか?
オススメした本は本当に良いものばかりなので、是非ぜひお手にとってご覧になってみて欲しいところ。
それでは、ここまでお読みくださった方々、ありがとう御座いました( ..)"