課題:基礎固めから。
基礎固めから。
ライターズ・ブロック脱却へ向けて
どうも、於兎沢(おとさわ)です。
初めての方は初めまして、既知の方、御覧くださってうれしい限りです。
今回は、自身への課題をあらためて考えてみることにしました。
ふたたび、ライターズ・ブロックのなかでのお話です。
同じような悩みに駆られている方に、そのまま届くものではないと思いますが、私の場合に分析していたらこうなった、と近況報告になります。
“清新な文体”づくり
目指すものは、至極単純。
“清新な文体”づくり。これです。
今まで私は、詩歌(私的には、擬(まがい)うたもの)に頼って自己表現をして来ました。
独り言のようでもあり、通じるひとに通じれば、それで充分としておりました。
音への感性には定評があったようで、また知識の深い方にはレトリカルな遊びに気づかれて、コアな読み手さんにウケていたように思われます。
(自信があるわけでもないのですが、そういう需要もあったようです。)
同時に、語学からシンプルな、しかし豊かな表現というものがあると思い知られて以来――もう十数年前からになりますが――ずっと散文にも理想を描いておりました。
それを実現させて行くうえで、外国語の学習を試みたりもしました。
まだまだ追いつかないのが現状です。
けれども、浅く広く語学界隈で知識をかじっていると、淡いだけの霧から、濃霧かあるいは霧雨くらいには理想が具体化されて来たのです。
自分なりのことばを
基本的な語彙と、比喩。
もちろんメリハリとして、一部には造語や複雑な単語も入ることでしょう。
けれども、それなりの簡単さと伝わりやすさを持ちつつ、かと言って自身の核となった古風なスタイルを捨て切らず、「文章として面白い文章」が書けないか、と考えているところです。
近代文芸にあるような、ルビ遊びもしたい。
あるいは、文芸的でマニエリストな作家さんが実際に活躍なさっているなかで、自分にできる範囲のレトリックを駆使してみたい。
そんな心持ちもあるわけです。
それでも内容が足りない。
ストーリーラインが思いつかないのではなく、いかに描写するかの基礎が足りないことに、ようやく思い至りました。
そうなると、言語としての日本語や、外国語との比較、あるいは他の言語から優れたところを採り入れる工夫もしてみたい。
現実に通用する、いわゆる日本語ではなくて。
自分なりの“にほんご”を作り上げたい。
表現者としての自分がやっぱり居ることに、安堵の息も吐(つ)きました。
方向性が絞れて来た
しばらく、ストーリーがいけない、キャラクターがいけないと思って、ひたすらプロットのほうを見直していたのを、――併行して学んでみていたのですが、――努力の方向性が絞れて来た気がしました。
これは、ほかの創作者さまとの対話のなかでの気づきでした。
仲間に恵まれたなぁ、と感謝しきりです。
実は、課題として別に「ベンチの物語(仮)」というものもいただいておりまして、それも実験したいと思っております。
“あるベンチにひとりの人物(ひととは限らない)が座っている――”
それだけ共通させて、何パターンも情景を描写して行く、というものです。
ただこれは、基礎固めが進んで来た頃にトライできたら、というつもりでおります。
まだまだ、ことばの勉強が足りないからで。
今までにもこの発想に至ったことはあったかと思いますが、集中できておらず、「ことばの勉強」が進んでいなかったのですね。
それをなんとかして行こう、あらためて学んで行こう、となりました。
たとえば英語やほかの言語から学ぶのでもよし。
日本語をあらためて解体してみるのもよし。
それでインプットとアウトプットをくり返してみる。
このnoteにもしばらくは、そんな記事がいくつか現れるかも知れません。
そんな感じで、ようやく光明が差したような思いです。
ひと心地。
今までの作品だけでも、創作者でよいのだ、とあらためて確認しつつ。
そのうえで、違ったかたちでの作品づくりができたらと願っております。
余談。
ちなみに、自動生成AIがもてはやされておりますね。
私は落書きはできても、絵師さんにはなれないタイプなので、背景や人物など、全体の雰囲気を空想する手助けくらいに使えたら、と思っております。
絵師さんとの関わりもあるため、グラフィックを自動生成することに抵抗も感じないではないですが、あるものはあるものとして、参考程度にして行こうかと考えた次第です。
もっと展開やらなにやら、深く付き合うこともできるとは思いますが――その辺は、もっと親しんでからでないと難しそうですね。
(note公式さんの特集記事はすこし読んでみましたが、いやぁ、面白い。)
さてあれ。
ここまでお付き合いくださった皆々様、ありがとう御座います。
自己分析によるライターズ・ブロックへの対処がようやく実を結ぶかも、という程度の近況報告でした。
基礎固め自体、時間のかかる工程ではありますので、いつ続きが書けるかはわかりませんが、またお目に掛かれたら幸いです。
それでは、お読みくださり感謝です( ..)" ペコリ
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