CASTAWAY
2022年6月26日
甲府KAZOO HALLにてCASTAWAYの
With Future Behind Tour 2022
に出演してきた。
久しぶりにCASTAWAYをライブハウスで、そして新譜に収録されてる曲達を初めてちゃんとじっくりライブで聴くことができた。
元々パンクロックは内なる衝動や暴力性、社会に対する反抗を音楽として表現していったジャンルで(細かく言うともっとあるが、自分は分かりやすくそう認識している。)、
その後様々な音楽ジャンルや土着のフォークミュージックと融合をしながら現在のみんなが思い描くようなパンクロックへと進化を遂げていった。
CASTAWAYもパンクロックの進化の過程の中で、
パンクロックは勿論、エモやハードコアやイージーコア等の音楽を取り入れながら独自の「CASTAWAY」という名のパンクロックを鳴らしてきたバンドだと思う。
最近自分はあまり音楽を聴かなくなり、
国内外や周りのバンドが新曲をリリースしても事前にチェックはしなくなった。
それは何故なのかというと、
事前に音源をしっかり聴き込んで予習してからライブハウスで「再確認」するのではなく、
フラットな状態でライブハウスで生で音を聴いてその瞬間瞬間で感じる感情の瞬発力みたいなものを楽しむようになったから。
後は単純にライブそのものが、ある意味で自分にとっての音楽を聞くツールになったからだと思う。
ライブを観た後にそのバンドの音楽を聴くときもその感動の再確認の為に聴くっていうか。
だから今回CASTAWAYも全然予習しないでほぼほぼ初見的な感覚で新曲達をライブで聴いた。
そしたらとんでもなく今回の新曲達に感動してしまった。
さっきパンクロックの進化について触れたけど、今のCASTAWAYはパンクロックの枠組みを超えて新しい形でのフォークミュージックになっている気がした。突き詰めていった結果一周して出発地点に戻ってきたのだ。
だからどうしたんだと言われてしまえばそれまでなのかもしれない。でも自分は様々な経験をして進化と深化を重ねていった今のCASTAWAYの放つ思いや音楽にとことん感動した。
立ち見のライブハウスではなく、全て指定席の大きなホールで椅子に座りながらじっくりと今のCASTAWAYの歌を、演奏を堪能したいと思った。
メンバーがこれから先もバンドを続けて50歳くらいになった時に作る曲達を聴きたいと思った。
そんな未来が楽しみになるような楽曲とライブだった。
いざ言葉にしてみて自分が随分とニッチな音楽の楽しみ方をしてるような気がしたけど、それでいい。
そのお陰でCASTAWAYのライブをとことん楽しむことが出来たから。
CASTAWAYとはこの先
7/10の千葉LOOK
8/6の千葉LOOK
で対バンが決まってる。
Sable Hillsのツアーで観るCASTAWAYは勿論、またCASTAWAYの冠ツアーで観れるライブが楽しみ。
チケットはそれぞれAzamiのHPから購入可能です。
因みに、誰よりもライブをしてるwaterweedがここに来てさらにスケールアップしてて、
「先輩達の背中はまだまだ大きく、そして遠いな。」
そう実感した夜でもあった。
コールスローも自分達には絶対に出せないタイプの魅力を存分に放ってて観てて無い物ねだりを沢山してしまった。
総じて良い夜だった。
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