【現実リーダー論】
参考文献:理想で部下は育たない 井上恒郎著
・部下の指導法
【心構え】
・一人一人の目線で物事を考え、その人の知識レベルや資質に合わせて進めること
→若者は個性尊重や絶対評価を重視した教育を受けている
(運動会の徒競走すら順位をつけない)
・「座学」で研修した内容を部下が仕事で活かせないからと言って、叱ってはいけない。
→現場の仕事に触れさせること
→仕事の中で、教えていく(現場の業務と絡めながら教える。)
・長々とした説明はNG
→必要最小限の説明にして、見せて体験させる。
・「自身の課題は当の本人は気づいていないことが多い」
→行動が変わるまで、根気強く気づいたときに注意をしていく。
・経験が浅い人に教えないのは、「誤ったプロセス」を身につけさせてしまう。
→目先の成果だけを追及してしまうため、プロセスを重視しなくなる。
(お客様の満足度を追及するために設計された過程)
・作業プロセスを作り、習得させるのがリーダーの仕事
→仕事の質を追求することを身につけさせる。
・業務の標準化「仕事をすべて帳簿とシステムで回す」
→作業内容、納期、書類の置き場所、成果物の提出先などを正確に伝える
・「お客様に納得してもらえるか?」>「上司に納得してもらえるか?」
→叱るときは、「虚偽の報告をしたとき」「職務を怠慢したとき」
・現地・現物・現場は嘘をつかない。
努力は、根気強く継続、繰り返しを飽きさせない、軌道修正を常にする。
② 良いビジネス習慣を身につけること
後工程に気を配る、質問や依頼を寝かさない、報連相を随時行う。納期に遅れない。相手の都合を優先して行う。
PDCAが正しく回す。明確な目標を立てる。
※雑用はその場、作業はその日のうちに、仕事は1週間以内
・同じことを1万回して身につく。
・専門知識が1年以内、業界知識は3年以内
→日々の業務中で頻度よく触れ続けることが重要。
※残業を前提にした業務計画を考えてはいけない。
・部下の都合を優先し、部門の成果を上げ続けられる人がリーダー
・部下と二人三脚で成果を上げていく。
※プロフェッショナルの社員を育てる。
→ゴールを明確にして、期限とタスクを明確にして行わせること
・一流に触れて、一流である由縁を知り、自分も目指していくこと。
※モチベーション管理では失敗が起きやすい。
※ビジネスの基本動作の習得度を評価する。
・ 率先垂範(難しい仕事に対しても自ら率先して取り組み他の見本となる事)