あるところに、
おばあさんが住んでいました。
おばあさんは早くにおじいさんとお別れしました。
ある日息子が子どもを連れてきました。
おばあさんはとても困りましたが、
宝石のように輝く赤ちゃんを見て涙を流しました。
おばあさんはその子をとても愛しました。
ですが、おばあさんには時間があまり残されていなかったので、その子が困らないようにとても厳しく育てました。
おばあさんが愛したその子は大人になりました。
その子は一人で生きていました。
その子を愛してくれる人に出会い、子どもを授かりました。
ですがその子は愛することがとても苦手でした。
心の底から願い手に入れた家族を自分の手でたくさん傷つけました。
子どもが大人になり、またその子どもを連れてきました。
その子の姿を見て涙を流したおばあさんの愛する子どもは、やっぱり宝石のように輝いているのです。
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