寒さ厳しいある日のこと
12月の冬の寒さが厳しいある日。
私は、カルテ整理をしていた。
そういえば、あの患者さん病院来てないよな。なんてふとその方の電子カルテを覗いてみたら、「救急搬送。1時間後に心停止。死亡確認。」
と書かれていた。
カルテの記載は、10月だった。
そっか、だから最近見かけなかったのか…。
あんなに元気そうだったのに。
また別の方になるが先日退院した患者さん。
「施設の方から電話。救急搬送。朝、部屋に行ったら呼吸が止まっていたとのこと。死亡確認。」
と記載されていた。
それが一昨日の日付だった。
同じ日に自分が関わった2人の患者さんが亡くなったのを知るのは心がえぐられた…。
先日は、女優の中山美穂さんが浴槽で亡くなったという報道を見た。
若い、年寄りに関わらず死は身近にあるよな…と胸がえぐられた。
人はいつどんなことがあるか分からない。
だからこそ丁寧に人と接しなければいけない。常に感謝の気持ちを持って生きないとな。
晩年期にその患者さんのドラマの脇役の登場人物その1くらいに関わらせて頂けたことに感謝。
今日、亡くなる命もあれば助かる命もある。
今日、生まれる命もある。
人というものはホントに尊い。
空を見上げた、星が輝いていた。