優勝するコツ2
前回のつづき
前記事では、優勝のためのプロセス的な記事を書きましたが、今回は優勝するのに必要だった,僕にとってのワンピース「上記全てを〇〇する」についてです。
前回の記事
上記を全て〇〇する
さて、僕が出した答えです。
準備は大切、優勝するじゃ優勝できない、細部へのこだわりを破棄する。捨てる。
破棄?
それじゃ練習した意味ないじゃん!!!
って言われそうな気がしましたが、いかがでしょう?(笑)具体的には、
ここまで頑張ったのだから認めてほしいという気持ちや自負を全て捨てる。
この感覚は練習すればするほど手放し難い。完璧な演奏をする自分を認めて欲しいもん!
でも演奏を聴く側はそれを聴きたいのではないんだよね。
若き日の僕に周りの大人の方達はそのことを根気強く伝えようとしてくれた。もう感謝しかありません。ありがとう。
原点回帰
僕は何故笛を吹きたいのか?
登山囃子で何を伝えたいのか?
自分以外の人はそれを演奏で聴きたいの。
僕の場合は
単純に笛が大好きだし、岩木山が好き。
だから練習した成果はそのために全部使う。
登山囃子の時は岩木山って僕にとってはこんな山です。好きなんです、岩木山とお山参詣。
と思い浮かべながら、聞いてる人に岩木山の魅力が届いて欲しいと思って大会で演奏する。主役は岩木山。
ある年の登山囃子大会で何となくそれができた時があって、その時は周りから「今日良かったー」と随分言われた。結果は優勝。
優勝が目的ではなく、何かの魅力を伝えるのが目的。相手の心に響けばおのずと結果が付いてくる。
それは自分が!自分が!じゃなくて、自分を使って伝える感覚。
練習は伝える情報のきめの細かさを豊かにするために練習する。
しかし、
それだけじゃモチベーション上がらない人もいるから、優勝を目指して練習しても良いけど、コンクールではその気持ちを捨てる。
コンクールって実は優劣を決める場所、だけじゃない楽しい一面がある。優勝ばかり気にしすぎると、楽しい部分が見えなくなるの。
僕が得た優勝するコツは
・優勝するためには優勝したいというこだわりを捨てること。
これは、人生を楽しむコツだったりしたんです。
※僕の経験談なので、それぞれ違うかもしれませんが、僕はここが1番大事でした。
極論
僕が言いたかったのは、優勝、優勝って言わずにみんなで奏であう方が100倍楽しい。
互いを認め合い励まし合い、お互いの健闘を讃えながら過ごす時間が素晴らしい。
全日本横笛コンクールも登山囃子の大会もその光景を多く目にして胸が熱くなります。
だから大変でもコンクールを続けたいって思う。
最後に
全日本横笛コンクールは来年も初日終了後は出場者、スタッフ、審査員みんなで恒例の焼肉をやります。そこには
優勝したい人も
年一回の自分の練習の成果と思ってくる人も、
度胸試しと思って出る人も
いて様々です。
目的が違う人と一緒はちょっと。。。って思う方もいるようですが、始まってみるとみなさん楽しそうに時間を楽しんでいます。
だってみんな笛が好きなんだもの!
そんな同志達と一緒の時間は最高です!!!
初めて来られる審査員の方がよく仰います。
「ここのコンクールは和気藹々としててイイね!
もっと殺伐としてると思った。」
何と嬉しい褒め言葉。
まだ申し込んだことのない方。
我々は笛が一層好きになって帰れるコンクールにしたいと思い運営してます。
実際出場者の皆さんは新たな仲間もできて、みなさん笑顔で帰られます。
なのでもし迷っていたらえいッ!って勇気を出してぜひ来てみて下さい。
みなさんのお越しをお待ちしております♪
いよいよ元日より全日本横笛コンクールの受付開始!
全日本横笛コンクールサイト
https://www.tsugarubue.jp/yokobue/
申し込みはこちらから