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独占しない愛し方

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僕は、僕自身のあり方を、「ポリアモリー(複数恋愛)」というよりは、「非独占愛」あるいは「非排他的愛」とよびたい。 お互いがパートナーのこれからの可能性を、つぶしてしまわない恋愛。…
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#恋愛コラム

既婚で複数の恋人がいる文月煉さんとその配偶者に、インタビューしてみた。(前編)

「ポリアモリーについてのインタビュー」を某テレビ局から受ける予定だったのが、収録の前日に無くなってしまったので、代わりに自分で架空のインタビュー記事をつくってみました(笑)。前後編で、合計1万字くらいになる予定。 「ポリアモリー(複数恋愛)」ではなく「非独占愛」インタビュアー(以下、Q) 文月煉さんは「奥さんと、恋人たちと、大好きな人がたくさんいます。」とSNSなどで公言されています。最近、メディアなどでもよく目にするようになった「ポリアモリー(複数恋愛)」的な生活を、前か

人を愛せる大人になりたい、けれど恋にも未練あり。

恋とは。愛とは。 また考えてる。 恋は求めるもの。本質はたぶん「欲」だ。したい。なりたい。 愛は穏やかだ。ただただ、相手のしあわせを願う気持ち。 頭で考えるならば、恋よりも愛がいいと思う。 安定してるし、暖かいし、嫉妬も不安もない。 ……でもさ、恋って楽しいんだよね。 恋に恋してるんだよな、僕は。いつまでたっても。 「愛に愛してる」って言わないもんな。恋はさ、やはり「乞い焦がれる」ものなんだな。 はじめは恋だったものが、じっくりと愛に変わっていく。 それはよくわかる

独占しない愛し方

少し前から僕は、好きな人が複数いることを自覚して、 Twitterなどを通してそれを公言してきた。 「恋人(恋愛的に好きな人)が複数いる」と言うと、 無条件に「非道徳だ。不誠実だ」と決めつけられてしまう世の中に違和感を覚え、人知れず周囲からの批判・非難に苦しみながら生きている人に届いたらいいな、と思い、「僕はこういう恋愛観で、試行錯誤しながらもなんとかしあわせにやっているよ」と伝えてきた。 そのうち、世間で「ポリアモリー」という言葉が急速に広がってきて、最近では何件か、メデ

大好きなあの人を、なんて呼ぼうか。

「恋人」「付き合っている人」「相方」「パートナー」「愛する人」「好きな人」。 親密な関係を築いている相手を呼ぶ言葉はたくさんある。それぞれのニュアンスは少しずつ違っているけれど、はっきりとした定義があるわけではなくて、境界はあいまいだ。 「恋人」「付き合っている人」は、たがいにはっきりとした約束をした関係、という感じ。僕の場合は違うけれど、一般的には「ほかの人とは付き合わない約束を交わしている」という意味も含むのかも。 「相方」「パートナー」は、少し、恋愛的な要素を薄め

好きな人がたくさんいる僕の、「夫婦円満のヒケツのようなもの」

今日は、僕と奥さんの結婚記念日です。5年目になるらしい。 ふだんは結婚記念日なんて意識したこと全然ないのだけど(全く忘れている年もある)、今年はたまたま思い出したのでステーキ食べてお祝いしてきました。 世間では、夫婦の仲がいいのは最初のうちだけだ~みたいな話をよく聞くけれど、我が家では新婚の次の日と今日とで、何ら変わらずラブラブ。 今日だって、朝、目が覚めて隣に奥さんが寝ていることに気づいて「お互いに好きで夫婦になっているなんて奇跡みたいだなぁ」なんて思ったり(自分で書いて

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「好き」について考える。

自分のTwitterのつぶやきを検索してみたら、「好き」という言葉を発しているものがものすごく多くておどろいた。 僕ほど普段から「好き好き」言ってる人も珍しいんじゃないだろうか。 Twitterだけじゃなくて、LINEでも、実際に口にするのでも、僕は四六時中「好き」という言葉を使っている気がする。 というわけで「好きな人に好き好き言う人」のあだ名を持つ文月煉が、自分のつぶやきを掘り起こして僕自身が「好き」ということについてどう考えているのかまとめてみた。 手前味噌で申