マガジンのカバー画像

独占しない愛し方

30
僕は、僕自身のあり方を、「ポリアモリー(複数恋愛)」というよりは、「非独占愛」あるいは「非排他的愛」とよびたい。 お互いがパートナーのこれからの可能性を、つぶしてしまわない恋愛。…
運営しているクリエイター

2018年5月の記事一覧

好きな人がたくさんいる僕の、「夫婦円満のヒケツのようなもの」

今日は、僕と奥さんの結婚記念日です。5年目になるらしい。 ふだんは結婚記念日なんて意識したこと全然ないのだけど(全く忘れている年もある)、今年はたまたま思い出したのでステーキ食べてお祝いしてきました。 世間では、夫婦の仲がいいのは最初のうちだけだ~みたいな話をよく聞くけれど、我が家では新婚の次の日と今日とで、何ら変わらずラブラブ。 今日だって、朝、目が覚めて隣に奥さんが寝ていることに気づいて「お互いに好きで夫婦になっているなんて奇跡みたいだなぁ」なんて思ったり(自分で書いて

¥100

恋愛・性別・関係性の多様性について

TRP(東京レインボープライド)が行われているので、タイムリーな話題を。 まず「LGBT」という言葉について。 この言葉がマスコミに取り上げられたおかげで、 「恋や性別の形に多様性がある」という認識が広まり、 これまでひそひそと語られていたそれらが「話題にしていいもの」になったという功績は大きい。 それは理解したうえでも、やっぱりこの言葉で「恋愛や関係性や性別の多様性」を説明するのはあまりよくないな、という気持ちはある。 聞きなれず覚えづらい「LGBT」という言葉を使うと

「好き」について考える。

自分のTwitterのつぶやきを検索してみたら、「好き」という言葉を発しているものがものすごく多くておどろいた。 僕ほど普段から「好き好き」言ってる人も珍しいんじゃないだろうか。 Twitterだけじゃなくて、LINEでも、実際に口にするのでも、僕は四六時中「好き」という言葉を使っている気がする。 というわけで「好きな人に好き好き言う人」のあだ名を持つ文月煉が、自分のつぶやきを掘り起こして僕自身が「好き」ということについてどう考えているのかまとめてみた。 手前味噌で申

「嫉妬」について

「恋人が他の人と仲良くしていたら嫉妬する」という気持ちは、 「自分のことよりも別の人のことが好きになったら自分は捨てられてしまう」 という不安から来ていることが多いんじゃないだろうか。 一対一のみを当たり前とする恋愛観においては、恋愛感情は排他的なものだから。 ところが、複数の人を好きになることを認めていると、 「他の人が好き」であることは必ずしも「あなたのことは好きじゃない」ということを意味しない。 僕も「自分が捨てられてしまうのでは」という不安を抱くことはあるけど、 そ