ブラッドバイアス
一般的に親が優秀だとその子供はサラブレッドと呼ばれることがあります。
この表現の由来であるサラブレッドは、やはり血統抜きでは語れず、「血」無しでは語れないスポーツは競馬です。
先日はジャパンカップが終わりましたが、勝ったのがエイシンフラッシュ産駒のヴェラアズール、3着がドリームジャーニー産駒のヴェルトライゼンデ。
エイシンフラッシュもドリームジャーニーも競走成績は素晴らしいのですが、産駒はそれほどではありませんでした。
一方、2着シャフリヤール4着デアリングタクト5着ダノンベルーガの種牡馬はそれぞれディープインパクト、エピファネイア、ハーツクライと今をときめくお父さん達です。
ジャイアントキリングとは、番狂わせとか下克上とか日本語では言われるのでしょうか。
話題は日本対ドイツのワールドカップの試合で持ち切りの最近。
JCを勝ったのがエイシンフラッシュで、2着がディープインパクト。
府中の二四でエイシンフラッシュがディープインパクトに勝ったのもまた下克上を感じました。
上記は、あるレースの種牡馬成績なんですが、詳しい方なら一目瞭然かと思います。
こんなに偏ったデータもあまりなく、まあ母数も少ないので仕方ありませんが、これはステイヤーズステークスの2000年以降のデータになります。
ダンスインザダークが長距離に強いのは有名ですが、こちらとディープインパクトは母数が比較的多めで回収値も100を切ってしまいますが、
前後の種牡馬に注目してください。
抜群の回収率です。
とはいえ、アドマイヤドン産駒はアルバート。
ネオユニヴァース産駒はデスペラード。
エルコンドルパサー産駒はトウカイトリック。
と、リピーターだけで構成されていて汎用データにはなり得ない感じはします。
過去22年調べですが、過去11年にすると下記データになります。
こうすると際立ってくると思いますが、オルフェーヴルの1-2-1-2が相当良く見えてきます。
しかも、この6戦は特定の馬が走ってる訳ではなく、なんなら6頭全部違う馬なんです。
やはり特異な距離であればあるほど偏りは出てくるものでしょう。
今年は前年の2、3着のアイアンバローズ、シルヴァーソニック、そしてメロディーレーンが出走見込みです。
リピーターの多いレースですし、前年好走の2頭はもちろん菊花賞5着のメロディーレーンにも注目してレースを見たいと思います。