柔道の面白さ
柔道は対人競技なので相手がいなければ出来ない。個人練習をすることはできるが、限界がある。
対人競技の面白さ
相手への思いやりや優しさと厳しさが同時に存在することが柔道の面白さにあると思う。相手と組み合うので相手を痛めつけるような行為をすることはできます。でも、そんなことをしていると練習相手がいなくなり、自分自身が練習できなくなってしまいます。そうなるとそれ以上進歩することはできません。だからといって優しくばかりしていても相手も自分も技を磨くことができません。相手を思いやりながら本気でぶつかることで相手も自分もそれに対応する形でそれぞれの技を磨くことができます。
柔道の創設者の嘉納治五郎先生はこれを「精力善用」「自他共栄」としました。本当にいい言葉だと思います。
柔道で学ぶことは社会でも活かせる
これは社会での人間関係に似ているかもしれません、趣味、仕事などで相手がいなければ出来ないことはたくさんあると思う、その中で相手に優しくばかりしていては、活動がうまくいかないということはよくある。優しさだけでは相手は怠けてしまうかもしれないし、本気で議論しなければお互いの意見をぶつかり合わせて新しい発想にはたどりつかない。様々な場面でこのことがあてはまるように思う。
子どもたちに柔道を教えているので、こうしたことをしっかり伝えたいと思っているが、子どもに伝えようとして一番学ばせてもらっているのは自分かもしれない。
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