3Dプリンタ
3Dプリンタの活用を模索している。
どんな使い方ができるのか単純に興味があるので色々と試してみている。独立してから1人で仕事をまわしているので、省力化したいという思いもある。
基本的に設計はBIMでやるので自ずと3Dのデータがある、その活用方法として可能性があるのかなと考えていた。
今私が使っているのは樹脂による積層型のプリンターなので、別の機械(例えばレーザーカッターなど)を使えば印象も変わるだろう。
https://www.ricoh.co.jp/3dp/lineup/byMethod/
書いてみると3Dプリンターを使ってみての感想みたいになってしまったけれど、建築設計の対話の道具として模型なのか、模型であればどんな模型なのか、CGがいいのか、図面だけでいいのか、ということはずっと悩むんだろうな。
従来通り模型を作るのと時間差はどれくらい?
色々と試すと印象は変わるかもしれないけれど、いまのところは半分くらいでできるかなという印象である。これは機械が動いている時間は除いていて、データの調整と出力してからのサポーターやバリを取って形を整える時間と普通にスチレンボードなどの材料を自分で切ってくっつけて作る時間との比較としての印象である。
メリット、デメリットは?
メリットとして大きいのは機械はいつでも働いてくれるということだろう。
1日の終わりにプリンタの出力ボタンを押して次の日に出来ている、自分が休んでいる間に作業が進んでいるのはやはり大きい。
これはレンダリングする人はよくわかると思う。(レンダリングにかける時間は最近はかなり短くなっているとおもうけど)
デメリットは出力した後の調整が面倒だということだ、建築模型でいうと窓みたいな垂直の穴を開けるとサポーターが必要になり、それを取り除くのが結構面倒くさい。
デメリットになるか悩むけれど、作成途中で軌道修正できないことも挙げられる。従来通りに板材などを切って作ると、途中でこの方がいい案だ、とかこうやって作る方がいい、となると軌道修正できるけれど、出力でやるとスタートから完成が一発勝負になるのでデメリットかもしれない。
模型を手作業で作ることは必要か?
従来通りにスチレンボードなどの板材などをカットして模型を作ることが必要か?と聞かれると迷いなく出来るならやったほうがいいと答える。ただ、今の私はそれ以外に時間をかけたいことが多いので、従来通りの模型作りはほぼできていない。ただ粗くてもCGは必ずつくる。