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地を継ぐ離れ ⑯内装

淡路市で進めている住宅、もう少しで完成です。
今回は内装について書いていきたいと思います。
小さな家です。内装のコンセプトはやはり小屋のように。
床は水まわり以外は無垢のフローリングです。落ち着いた雰囲気がいいかなと思い「クリ」を選びました。壁はラワン合板と土壁です。ラワン合板は白系の保護塗装(プラネットジャパンのウッドコートのホワイトhttps://planetjapan.co.jp/color/index.html)をしました。
ラワン合板を仕上げとするとコントロールが利かないので、きれいに整った壁にはなりにくい(というかほぼならない)です。この家はある意味の個性があってもいいと考えていたので、それを受け入れています。
天井も壁と同じラワン合板で壁と同じ塗装としています。

小屋をコンセプトに、粗いラワン合板と土壁を組み合わせることで、土壁が繊細な印象になりました。コアのような水回り部分を土壁とすることで、この家の構成をそのまま内装に表しています。

個性的な内装でいいと考えたのは、この離れの狙いにあります。
この離れは将来、色々な使い方を想定しています。子どもたちがこの場所を巣立っても夫婦がずっと住み続けるかもしれないし、子どもたちが出ていったばばなのであれば、夫婦は母屋に住んでこの場所をゲストハウスや民泊とするということも考えられると思っています。仮にゲストハウスとするのならば、個性的な内装であることは「売り」になるという視点もあるかもしれません。地方に作る家であるからこそ、色々な可能性が開くかもしれない、そんな予感をもって内装をとらえています。
暮らしてみて、飽きたかなと思ったら、何か別の手の加え方をしているかもしれません。

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