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畑違い。でも土は同じ。
打ち上げにて、
音楽を担当した揖斐さんからの質問が面白かった。
「どうやって台詞を覚えているんですか?」
それはもう、人それぞれ。
読んで読んで頭に刻み込む人もいれば
動きながらやりながら覚える人もいます。
私は本とにらめっこは苦手です。
誰かと掛け合いしながら雰囲気で覚えます。
結果、全然違う事言ってます。ごめんなさい。
そして舞台が終わった途端に
脳内から削除されます。便利。
「飯野ちゃんの役の事をみんなは嫌いなんですか?」
そう言えば「嫌ってください」なんて演出は
おそらく一度も受けてない。
「私は「この人の事を面白がっている」
と思ってやってました」と答えた。
演出の瑞樹君は「嫌いにも色んな嫌いがあるんですよね」と。なるほど。
「お芝居やる人たちは、本番終わったらバラバラになるの、寂しくないですか?」
言われてみたらほんとにね。
「みんな根は冷たい奴なんで大丈夫です」と
冗談で言ってみたものの合ってるようなそうでないような。
稽古期間は知らぬ間に己をさらけ出しあい
ただ知り合ってお喋りするよりも
濃厚な時間を過ごしていると思う。
演劇のワークショップやRPGが
学校や会社の研修に活用されているのは
そのためだと思う。
それから役者同士はお互いの存在を楽しむ一方、
ライバルみたいな意識もあると思うので
お別れするのが寂しいなんて思いを越える
絆が結ばれている気がする。
きっとまた同じ舞台で会えると心のどこかで
信じているんだと思う。
また会えるは当たり前の事ではないのに。不思議。
揖斐さんを司会者にしてアフタートークやったら
面白かったかもしれないなあ。
なるほど、畑が違うとそんな質問も出るのか。
いいなぁっていう新鮮な気持ち。
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