統合失調症のZさんの話
最近、娘から聞いた、統合失調症のZさんの話をします。
彼の話に行く前に、ちょっと長くなりますが、娘が彼を知った経緯を先に書かせてください。
娘の2つ目の仕事
私のブログやnoteの記事をよく読んでくださっている方は、私に娘がいることをご存知だと思います。
娘は26歳になったばかりです。
娘にはフルタイムで働いているメインの仕事以外に、カジュアルポジションで働いているサブの仕事があります。
それは統合失調症の人のための支援付き住宅施設のサポートスタッフですが、娘はこの仕事を3年ちょっとしています。
支援付き住宅施設の目的
この施設は、州の統合失調症協会と、もう一つホームレスを減らすことを主眼としている財団によって運営されています。
この住宅に入居できるのは、統合失調症や重度の精神疾患を持ち、ホームレスになるリスクがある人々。
実際は、入居者は全員統合失調症だそうです。
私の母(91歳)が、今年の春からサポート付き高齢者向けマンションで暮らしていますが、似たような感じでしょうか。
この住宅は、見た目は瀟洒なマンションみたいです。
入居すると、24時間365日、スタッフによるサポートを受けられますが、娘は、そのサポートスタッフの1人なのです。
もともと、娘は人を助ける仕事や、社会に役立つ仕事をしたいと思っており、メインの仕事のスリフトショップも、母体がチャリティ団体だから選んだし、この住宅での仕事も、困っている人の役に立てると思って選びました。
この施設の目標は、ほっておくとホームレスになりそうな人の救済、入居者の回復、そして彼らを地域社会に溶け込ませること。
つまり、重度の精神疾患を持つ人々に安全でサポート付きの住まいを提供するだけでなく、彼らが地域社会の一員として活躍できるよう支援することを目指しています。
入居者が受けられるサービス
この住宅は家具付きの個室で、入居すると、1日3食の食事とスナックが提供され、部屋とは違うスペースにある洗濯機と乾燥機を使うことができます。
20人いる入居者の中で、働いているのは1人だけです。
まあ、そうでしょう。1人だとホームレスになりそうなほど病気がひどいのですから、なかなか就職できないと思います。
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