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AIが生成した画像をアイキャッチ画像に使うのをやめた理由

10月のはじめに、AIが生成した画像をブログやnoteのアイキャッチ画像に使うのをやめました。

他のクリエイターの著作権やプライバシーを侵害するのに加担したくないからです。

一部の人は、ChatGPT の作る画像を好意的に見ていてくれていたし、ほかの読者からも、「毎日どんな画像なのか楽しみです」というメールをいただいていました。

ですが、真逆の感想もいただき、そのメールを開封し読んだ時以降に更新した記事のアイキャッチ画像はすべて写真を使っています。


生成AIの作る画像の問題点

ChatGPTの画像を使い始めたのは、今年の6月で、10月はじめまでアイキャッチ画像はAIの作るものを使っていました。

AIは一瞬でイメージを形にしてくれるため、忙しいブロガーには大変ありがたいツールです。記事に合った画像を探すのは手間暇かかりますし、記事の内容によってはいくら探しても使えそうな画像が見つかりません。

それに、写真を使うと、ほかのブログの記事と高い確率でかぶります。

ChatGPTなどのAIが作る画像はとてもきれいなのも魅力的です。

ですが、10月のはじめに、ある読者からAIが生成した画像を使ってほしくないというメールをいただきました。

そのメールは引用不可であり、私は「引用してもいいでしょうか? あなたの意見をもっと世の中に大々的にシェアするべきではないですか?」と返信もしましたが、そのメールに対する返信はありませんでした。

いただいたメールの内容を私の言葉で要約したものが以下です。

・私は2019年からブログを楽しく読んでいたし、人にもすすめていた。

・生成AIが作った画像をブログで使うのをやめてほしい。

・生成AIが学習するデーターセットには、無許可で児童ポルノや一般人のスナップ写真などが含まれている可能性があり、著作権侵害やプライバシー侵害の問題が指摘されている。

・日本や海外でも、生成AIの使用に対する規制の動きが広まっており、企業もこれを避ける声明を発表している。

・私は筆子のブログが好きで、断捨離のきっかけにもなったが、ブログを開いて一番最初に、生成AIが作った画像を見るのは悲しいので、購読を中止した。

・以前のように写真のアイキャッチ画像にしてもらえるとうれしい。

このメールを読んで、AIが生成した画像をアイキャッチ画像を使うことにした私の判断は間違っていたと思いました。

読者が感じていた不快感や、AIの作る画像に対する懸念に気づかずにいたことを反省もしました。

確かに、AIが学習するデータの多くは、インターネット上から無断で収集されたものだと言われています。

学習データの対象になる作品の持ち主の同意なしに使われたデータが含まれている可能性があり、プライバシーや権利の侵害が問題視されています。つまり倫理的な問題は確かにあります。

実際に、ChatGPTの作る画像は広告を学習しているのだろうと思うものがあるし、イラストを生成させると、イラストレーターのサインが入っていることもあります。

そのサインは不鮮明なので誰のものかはわかりませんが、元のイラストを知っている人が見れば、「あ、これはあの人のイラストだ」とわかるでしょう。

ブログを長く愛読してくれた読者が購読をやめる決断をしたのは、私にとっては重い事実でした。

一通のクレームメールが届く時、同じことを感じている読者が背後にたくさんいるのを私は知っています。

メールを下さる人はほんの一部で、大部分の読者は、忙しいし、手間がかかるので、わざわざ運営者にメールを書くことはしません。

この記事に信頼残高のことを書きましたが、

私はアイキャッチ画像にAIが生成した画像を使ったことで、5年かけてためていた読者の信頼残高をきれいさっぱり失い、たぶん大きくマイナスにしました。

品質も気に入ってなかった

ChatGPTが生成した失敗画像を集めた記事に書いていたように、AIが作る画像の品質に、私は決して満足していませんでした。

やたらと女性の肩を露出させるし、首筋や鎖骨が目立つし、「ふくよかにさせて」と指示すれば、風船のように身体をふくらませる。

物理的に統合性のない画像もしばしば出現しました。

何度もやり直しをさせる私の時間や労力がもったいないし、何よりも、AIを動かすのに電力を含む大量のリソースが使われています。

特に大規模なAIモデルの利用には、非常に多くのコンピュータリソースが使われます。

「鎖骨を目立たせないためだけに、こんなにやり直しをさせるのは、地球のリソースの無駄遣いなんじゃないか?」と思うこともしばしばありました。

重要なのは記事

ブログにアイキャッチ画像をつける一番の目的は、視覚的に読者の目を引き、記事への興味を喚起させることです。

なぜ読者の目を引きたいかというと記事を読んでもらいたいから。

重要なのは記事であり、写真はあくまで添え物です。

記事がないとブログは成立しませんが、写真がなくてもブログは成立します。

アイキャッチ画像より、記事の質で勝負すべきなので、よくも悪くも物議をかもすAIが生成した画像を使うのはやめました。

今は、また写真を使っています。

最近はCanvaで写真を探すことが多いですが、たまにphotoACも使っています。

正直、写真も完全に著作権の問題をクリアしているかといったら、グレーな部分があります。

以前、123RFで、有料素材を買って使うことがありましたが、

123RFで、お金を出さないと買えない写真素材が、無料で素材をダウンロードできるサイトにのっているのを何度も見ました。

本当に他人の著作権を侵害しないためには、すべて自分で写真を撮るか、イラストを描くかするしかないでしょう。

ですが、私は技術的にも時間的にもそうできないので、今後は、他の方が作ってシェアしてくれている無料/有料の写真素材を使っていきます。

私もクリエイターの1人なので、誰かの著作権を侵害することは避けたいと思います。何かを生み出すのは時間も労力もかかる作業ですから。

最後に、今回、お便りを送ってくださった読者の方に感謝申し上げます。

おかげで、ブログ運営の姿勢を見直すことができました。

これからも皆さんの意見やフィードバックを大切にしながら、信頼できる情報をお届けしていきたいと考えています。

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筆子|ブロガー
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