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「手紙」という映画を観て感じたこと

ども。
十何年前かにレンタルして観た東野圭吾原作の「手紙」という映画を
またどうしても観たくなってDVDを買いました。
2006年の映画なので18年前ですか…
さっき観終わったのですが、昔と変わらず号泣してしまいました。

あらすじをネットから引用して書きます。

殺人犯の弟であるがためにうまくいかない生活に、自暴自棄の日々を送る青年。
唯一の肉親である兄は、彼を心配し獄中から度々手紙を送ってきていた。
その罪と愛の重さに苦しむ彼は、葛藤の果てにある決意をする。

殺人犯の弟(山田孝之)が主人公です。
その兄(玉山鉄二)が弟の学費の為に強盗殺人を犯してしまう…といった感じで物語が始まっていきます。

この作品を観て感じたことを書きます。
一応ネタバレタグつけておきますね。




罪を犯して、刑務所に服役したからといって罪が償われるわけではありません。
本人がどれだけ反省しようが、生きていようが死んでいようが「やったこと」は決して消えることはありません。
この映画では強盗殺人を犯してしまいますが、当たり前のことを書きますが亡くなった人が生き返る方法などありません。

そして、罪を犯していない「犯罪者の家族」というだけで差別されます。
この映画では「人殺しの弟」という差別を主人公が受けます。
そして「人殺しの弟」の子供は「人殺しの子供」と呼ばれます。
罪を犯したのは兄なのに…です。

最近、強盗殺人が増えている気がするので、罪を犯してしまう若い方に是非観てほしい。
そうじゃない方にも1度観てほしい映画です。

この映画の兄は、弟想いの優しい兄でしたが、空き巣に入りお金だけ盗るつもりがおばあさんと揉み合いになり、誤って殺してしまった。
殺すつもりはなかったのに、結果殺してしまったのだからそれはもう殺人犯です。

映画を観てると、罪を犯す前の兄と弟の仲の良い光景が脳裏に浮かんでは消え浮かんでは消えするわけですよ。
俺たち人間って、誰もが赤ん坊の頃があってみんなスタートは一緒なのに
生まれつき悪人なんていないはずなのに、なんで罪を犯しちゃうんだろうっって思うわけですよ。
非常に悲しいです。
犯罪しなきゃみんな世界も平和なのになんでそれができないんだろうって悔しくもあるんです。
単純だけどそんな簡単なことじゃない。
それもわかってるんです。

でもこれは、殺人事件の当事者ではないから言えることであって
もし被害者で家族を失っていたら、こんなこと書けないかもしれない。

それでも平和が好きな俺は、皆が笑顔でいれるような世界がいいと思ってしまうんです。

さいごに「手紙」の予告動画を貼って終わりたいと思います。
この映画、挿入歌で小田和正の「言葉にできない」が流れる所もいいです。
本当に言葉にできない…
少しでも気になった方は観てほしいです。


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