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仕事について

今の会社に入ったときにまず感じたのは、
「大学生のサークルみたいだな」ということ。
それまでなじみのあった、役職者が言ったことを
みんなで手分けしてやるというスタイルではなく、
それぞれが意見を出し合って決める姿に
当時は違和感を覚えた。

同僚は
「仕事なんて暇つぶしだから」と言っていた。
今はその気持ちが少しだけわかる。

大企業のなかでの新規事業だった今の部署では、
若くして部長になった人が
大手企業をどんどん受注していることをイキイキと話しており、
「この人にとって仕事はゲームみたいなのだろうな」と思った
(彼は、この部署が組織の一コマにのみ込まれてすぐに辞めてしまったが)。

先日、33年ぶりに観た「あしたがあるから」でも
仕事は中毒性のあるゲームで
のめり込むことをやめられないものだと感じた。
一人では成しえないことでも、組織だったらできる。
社会を、世界を動かすことはおもしろい。

力を得ること、人の上に立つことに関心がなく
上に上がるためのアプローチを全くせず平社員のままの私だが
(人の管理や指導、組織での発言力よりも、専門性を高めたい)、
毎週のメールマガジンの企画・執筆、
マニュアルページの編集長的な役割、事例記事の執筆など
自分の強みを活かす仕事ができるようになってきた。
その結果、お客さまに対してのコミュニケーション方法、
コミュニティの構成などについて
同僚から相談される立場になったことに驚く。

この歳になってやっと見えてきた。
言葉にまみれるのはきらいじゃない。
私のやりたいことはやはり「執筆」と「編集」なのだろう。

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