地域視察サポート|府中明郷学園への教育視察をサポートしました。
「学校の中に、地域を。地域の中に、学校を。」というスローガンと共に教育を続ける府中明郷学園。そこで2020年より始まったのが模擬会社の授業です。
今回、「学校のカリキュラムとして地域と繋がるプログラムを作るための事例を知りたい」という英数学館小・中・高等学校の土屋副校長のご要望により、先生方と共に福山シティFCの岡本代表、篠原テキスタイル篠原さまを府中明郷学園にご案内しました。
隣のクラスで授業として行われていた、街の町長さんから話を聞く一場面。まずは情報の聞き取りを行い、さらにポスターをデザインする様子を見学させていただきました。
そして、8年生の授業として行われている模擬会社の運営も見学。
当日は商品の企画発表ということで、「商品開発部」「経理部」「営業・広報部」に分かれたチーム毎の発表を行い、最後に社長を含めた代表者が質疑応答を行いました。
それぞれに行われたプレゼンは、伝え方がしっかり考えられたもので視察に来られた方々も興味津々。質疑応答にも熱が入りました。
地域のサポート企業の方々からは、「製品の製造元は決まりましたか?」「売上目標はありますか?」など、具体的な質問はもちろん、「4P分析(Price・Place・Product・Promotion)について、もう一段深堀して欲しい」と言った専門的な意見も飛び出していました。大人げないほど本気の意見交換会、良かったです。
また、福山シティFC代表の岡本様からは「ぜひ試合会場で販売してほしい」とのご提案もいただき、篠原テキスタイルの篠原様からは「デニムを使ったコラボ商品開発もぜひお願いします」と府中市の枠を超えたコラボが実現しそうな予感でした。
最上級生である9年生にプレゼンを確認してもらいながらこの日に臨んだという8年生。発表後にはチーム毎に分かれ、感化された大人と本気の意見交換が行われました。
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授業の後は学校運営協議会 会長の立石様から、授業構築についてや今までの苦労についての共有がありました。
模擬会社立ち上げ時からサポートしていた担当教員や地域のサポーター企業様からも経験してきたこと、生徒たちの変化について共有がありました。
口を揃えて言われていたのが、「1年間で起こる生徒たちの変化」でした。話し方が力強くなったこと、自分のデザインが起用されたことで自信がついたこと、失敗することを恐れず挑戦する気持ちになったこと。
これは、生徒だけでなく先生方にも起こる変化だと話していました。
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公立学校で始まった、地域と学校をつなぐコミュニティースクールという取り組み。そこから生まれた模擬会社という授業。知識を学ぶ授業とは異なる、考え行動を繰り返す生徒を地域の大人がサポートする様子。ここから大人たちが学ぶことが多くありそうです。
府中明郷学園の先生方、受け入れありがとうございました。
2022.06.07