こどもの国ポムポムで、おとな会議中 #2『瀬戸内ファクトリービュー』編
2019.11.03
満月の夜に、お月見は後回し。
福山市と府中市のおとなたちが集まって、
こどもの国ポムポムで会議をしてました。
この会議は二回目。
前回の様子はコチラから:
こどもの国ポムポムで、おとな会議中 #1『瀬戸内ファクトリービュー』編
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記事を進める前のご挨拶:
この記事は、広島県府中市出身の通りすがりの人「ミツヒコ」が書いています。
コトの経緯は偶然入った府中市の家具屋「のとこ」で、店主からイベントの企画会議があることを聞き、面白そうだったので見に来たら、この記事の作成依頼を頂いた次第です。僕の経歴を簡単に書くと、3年前に会社員を辞めて、海外を数ヶ月放浪したり、音楽活動をしたり、写真を撮ったり、部屋に引き籠ったり、Webで記事を書いたりしている人です。わがまま末っ子長男です。
この記事から、少しでもイベントと企画準備の面白さが伝わると嬉しいです。どうぞ、よろしくお願いします。
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改めまして、2019年9月13日(金曜日)の夕方に行われた企画会議。
テーマは2019年11月2日~3日開催予定の『瀬戸内ファクトリービュー』
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『地元のものづくりの工場を訪れ、そこで働く職人の仕事の風景を工場見学やワークショップなどを通して、より多くの方に体験していただきたい。そして瀬戸内・備後のものづくりの良さ、そして山と海がいっぱいのまちの良さを地元の人に、日本中の人に、世界の人にもっと知ってもらえたら嬉しいです。』-広報フライヤーより-
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イベント公式ページ:https://setouchi-fv.jp/
記事を書きながら、「ぁ。13日の金曜日だ。」と気付きました。今の10代にこのネタって伝わるんでしょうか。誰か教えてください。
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話が逸れました。帰ってきます。
企画概要は以前の記事を参照して頂くとして、今回はイベント内容に踏み込んだ会議。企業毎に「どんなワークショップをするか」を共有し意見交換する時間でした。これが、面白かった。『異なる業種の視点』から始まる議論って、聴いててワクワクします。
まずは資料を提示しながら、自社独自のものづくりを共有。
動画を紹介しながら、地域の産業事情を共有。
実施するワークショップのイメージを共有。
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全体の情報共有が終わって、意見交換。
知らない情報が沢山あって、みんな興味深々。
少しずつ話し声のトーンが変わっていきます。
どこかみんな、前のめり。
そしたら、面白くなってきました。
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会議を見ていて僕が思ったのは、『異業種の交流ってこんなに面白いんだ』です。
例えば、
繊維業なら当たり前のことが、木工業では未知の内容だったり。木工業で使っている技術が、実は繊維業にも需要があったり。「レーザー加工で簡単に作れますよ」「端材をこうやって利用をしています」「生地は縫う工程と切る工程が一緒で…」「福山のものづくりの連携は実は日本でも珍しくて…」。それぞれに発見がある会話が続いていました。ワークショップのアイデアもどんどん膨らんでいき、さらには
「他の企業さんのものづくりを事前に勉強したい」
「工場で作り手さんたちとお酒が飲める場が欲しい」
「もっとイベントの想い出を持ち帰って貰える企画に作り直す」
僕から見て、前回の会議以上に参加企業さんごとの熱を感じました。なんだか、みんな若々しい。楽しそう。
主催団体「NPO法人府中ノアンテナ」の小谷さんも、髪を切ってよりフレッシュでした。
そういえば今回は、僕以外にもカメラマンさんがいらっしゃいました。
挨拶できんかった…。またお願いします。
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会議は熱を帯びて、会場の利用時間ぎりぎりまで続きました。
ワークショップへの対応が初めての企業さんもありながら、既に経験済みの企業さんとの情報交換も行われていきます。
帰り際もついつい足が止まって話が進む。利用終了時間過ぎてるのにね。仕方ないですよね。
何かイベントを考えるときって、こうなりますよね。イベントが少しずつ輪郭を帯びてくる、とても楽しい時間でした。
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新しい企業間の繋がりが、実はすごく大きな力になるんじゃないかと感じています。僕は一個人としてこの会議に参加していますが、知らないことばかりですごく面白い。ものづくりを続ける企業が自社の強みに気づいたり、他社との協働で新しいものづくりができあがったり。そうやって少しずつ、この地域が「日本で一番面白いよ」って言えるようになれば、みんなハッピーになれるなぁ。そんなことを思いました。
まさか、こどもの国でこんな会議が行われるとは。
ポムポム、ありがとう。
次回会議は調整中とのことですが、引き続き僕は通りすがろうと思います。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それでは、また。