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コンセプトカフェあるあるを思いつく限り列挙してみた
コンセプトカフェとは何か
僕は、コンセプトカフェ、略してコンカフェに10年ちょっと通っています。足しげく通っているうちに、コンカフェにおいてしばしば発生する出来事に気が付くようになりました。今回のnote記事では、コンカフェあるあるを思いつく限り列挙していきたいと思います。
「コンカフェって何?」ってよく訊かれるんだけど、決して怪しい店ではありません。キャバクラでもありません。原則としては、普通の飲食店です。例外的に、風営法の許可を取っているコンカフェもありますけれど。コンカフェとして一番有名なのは、いわゆる「メイドカフェ」だと思います。「メイド」というコンセプトのあるカフェです。飲食物を注文すると、メイドさんが料理やドリンクを持ってきて、そのついでに一緒に世間話をしてくれます。接待行為にならない範囲内で。店員さんと客がちょっとした雑談や世間話をするくらいなら、接待行為には当たりません。行きつけの定食屋のおばちゃんと、今日の天気や最近のニュースについて軽く話をするのと似たようなものです。
料理やドリンクに「萌え萌えキュン!」などの魔法をかけてくれるメイドカフェもあり、一般人はそういうお店を想像しがちですが、最近ではそういうメイドカフェは少数派な気がしています。メイド服を着て「お帰りなさいませご主人様!」と言うけれども、それ以外は普通の女の子としてお客さんと世間話をする、というお店が多いんじゃないでしょうか。どちらかと言えば、僕はそういう店のほう好きです。有名な「メイドカフェHoneyHoney」なんかはそういう店で、もう10年くらい通っています。
コンセプトカフェあるある49個
前置きが長くなってしまい、すみませんでした。それでは、コンカフェあるあるを列挙していきたいと思います。コンカフェの女の子はメイドさんとは限らないので、「キャストさん」と表現することにします。
客はコンカフェに通い始めると、週に何回もキャストさんと会うので、いわゆる「単純接触効果」により、意外とキャストさんと仲良くなれる。キャストさんと客(オタク)が付き合ったり結婚することもしばしばである。
キャストさんにはなぜかバンギャが多い。しかしバンギャであることを客に知られたくないようで、好きなバンドの名前を尋ねられると、お茶を濁す。
コンカフェでは、バンドマンがやたらモテる。音楽なんてやっていないのに、ギターケースを担いでやってくる客もいるとかいないとか。
コンカフェのキャストさんには彼氏がいないことになっており、7年くらい働いているキャストさんには、7年くらいずっと彼氏いない。でもそんなわけない。
オタクがキャストさんを一途に愛していても、チャラいバンドマンやホスト崩れのほうがキャストさんに好かれ、最終的には繋がって出禁になる。すでに繋がっているから、出禁になっても痛くも痒くもない。一方のオタクは誰からも愛されないまま、コンカフェに通い続ける。
オタク、訊かれてもいないのに、彼女いたことあるアピールをしがちである。
キャストさんは、コンカフェから退勤するときに、その日いちばん良い笑顔を見せる。接客している時には決して見せない良い笑顔である。
1推しのキャストさんとは緊張してしまって仲良くなれないが、2推しとは友達感覚で話せるので仲良くなる。
キャストさんが他の客と話し込んでいると、そのキャストさんに注文しづらい。べつに待つ必要はないのだが、他の客との会話が一段落するまで待ってしまう。
店のオーナーが無駄にやたらと高学歴。早稲田大学を出るとコンカフェをやりがちである。
コンカフェには必ず、キャストさんと話しやすい「神席」があり、無言のうちにその席の取り合いになる。キャストさんのよく通る、カウンターの端っこなどが神席になりやすい。
キャストさんは就職などのために卒業し、入れ替わっていくが、オタクは入れ替わることのないまま歳を取っていく。
キャストさんは卒業したキャストさんといつでもまた会えるが、オタクは連絡先を知らないので二度と会えない。
万が一キャストさんと繋がれても、お高い店に行って奢らなければならないので、コンカフェに行ってるのとあまり変わらない。
コンカフェやガールズバーは、店にカラオケがあることをアピールしがちだが、カラオケがない店のほうがキャストさんとゆっくり話せて楽しい。
「わたし二次元の男しか愛せないんです」と言うキャストさん、だいたい三次元の彼氏がいる。
歴史の長いコンカフェだと、古参オタクがでかい顔をし、オーナーも古参には昔から世話になってるから強く出られない。
SNSで久しぶりに見かけた元キャストさん、だいたい子供がいる。
コンカフェに長く通っていると義理が発生して、あまり好きじゃないキャストさんの誕生日イベントにも行かざるを得ない。
誕生日などのイベントがある日は混んでいて、キャストさんとあまり話せないから、イベントのない普通の日のほうが好き。
ツイッターの名前に「@一生○○しか!」を付けたはいいが、○○ちゃんがすぐに辞めてしまって困る。
行きつけのコンカフェが5つくらいあって、毎日どこかの店には推しメンが出勤していて困る。
コロナが蔓延したことにより、キャストさんのマスクを外した顔を一度も生で見ることがないまま、キャストさんが卒業してしまう。
オタクが可愛い女の子とコンカフェに来ていることがあるが、だいたいは彼女じゃなくてお散歩メイド。
自分は普通にしているだけなのに、周りのクソ客たちのおかげで客としての好感度が上がる。
ギャルがキャストさんになると、不可避的に「オタクに優しいギャル」になって最高。
キャストさんがコンカフェを辞めると、次はガールズバー、その次はキャバクラへとステップアップしていき、オタクもそれについて行って、財政状況が厳しくなる。
キャストさんは、イケメンじゃない客に「イケメン!」と言うことは決してないが、イケメンに対してはちゃんと「イケメン!」と言う。とくに褒めるところがない客には「かわいい」「癒し系」「肌がきれいですね」と言ったり、服やカバンなどの持ち物を褒める。
オタクには「イケメンは苦手なんです」と言いつつ、実はイケメンが大好きで、イケメンの客と繋がる。
「コンカフェの客なんてコミュ障のキモオタしかいないんだろ?」と思いきや、普通の容姿をしたコミュ力お化けが結構いる。
コンカフェにハマると、常に若い女の子の目を気にするので、少しおしゃれになる。
「よっしー」というニックネームの客が多すぎて、キャストが混乱する。本人がそう名乗る以上、改名をせまるわけにもいかない。
どのコンカフェにも「くるみ」という名前のキャストさんが一人はいて、あだ名は「くるみん」。
キャストさんは、コンカフェ用のTwitterアカウントのフォロワーは少ないが(数百人)、プライベートの本アカのフォロワーはめちゃくちゃ多かったりする(数万人)。客が自分のフォロワー数を「4桁あるんだよね」などと誇っていると、大きな恥をかくことになる。
お手洗いで用を足すためにズボンとパンツを下ろしている時に、キャストさんの声が聞こえてくると、なぜか罪悪感を覚える。
客の数よりキャストさんの数のほうが多いと、3~4人のキャストさんに囲まれたりして逆に困る。客の数とキャストさんの数が1:1になるくらいが理想的である。
ほとんどの客は、メイド服が好きなのではなくて、女が好きである。本当はメイド服じゃなくて私服のほうがいい。
コスプレイベントの日に初めて来店した客が、女性警官の格好をしたキャストさんを見て、「あれ? ここってメイドカフェだよね?」と面食らう。
バースデーイベントの日に卒業するキャストさんが多いので、推しメンの誕生日が近づいてくると不安な気持ちになる。
キャストさんがTwitterで「近々、大事なお知らせがあります」とツイートすると、客が次々と「辞めないで!」とリプライする。
Twitterを見ていると、今日いるキャストさんのツイートが次々に目に入り、行くつもりなかったのにコンカフェに行きたくなってしまう。
一旦コンカフェに行きたいと思うと、その日のうちに行かなければ気が済まなくなる。
コンカフェで酒を飲んでいると、6時間くらいあっという間に過ぎてしまう。酒を飲みながら可愛い女の子と話をすることほど楽しいことはない。
キャストさんから名刺を渡されたら、ちゃんと持って帰らないと嫌われる。テーブルに置いたまま帰ることは絶対にしてはいけない。
キャストさんは客がいるときにはツイートしないため、「お席しか!」というツイートが目立って、いつも客のいない店みたいに見える。
キャストさんがみんなツイッターをやるようになったため、お店の公式ブログがめったに更新されず、たまに更新されたと思ったら卒業の報告。
何年もコンカフェに通っていると、すぐに辞めそうな子がだんだん分かってくる。その子が辞めてしまわないように、ついメンタルケアをしてしまう。
男装イベントが催されると、キャストさんたちはお互いを「イケメン!」などと褒め称えて盛り上がるが、客としてはあんまり嬉しくない。いつもの格好の方がいい。
コンカフェ嬢としてしか生きていけなさそうな女の子が就職のため卒業すると、取り残されたような気持ちになる。
とりあえず、こんなところでしょうか。僕にとってだけのあるあるも恐らく多数あり、それはすみません。怒らないでください。コンカフェにはこれからも通い続けると思うので、またあるあるを発見したら追記します。
実は僕、メイドさんにガチ恋したことがあって、そのときの日記をnote記事にまとめました。あまり人に見られたくない恥ずかしい内容なので、有料にしてあります。できるだけ見ないようにしてください(見てください)。
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