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山下君にドラクエ3のデータを消された悲しい思い出


「じゅもんがちがいます」という絶望

 みなさんこんばんは、ガチ恋おじさんであり、ファミっ子でもあるふちりんです。35年くらい前、『ファミっ子大集合』というゲーム紹介番組がテレビ東京でやっていて、小学生の僕は毎週それをとても楽しみに見ていました。物心ついた頃には家にファミコンがあり、生まれて初めて遊んだゲームは確か任天堂の『エキサイトバイク』でした。横スクロールのバイクレースゲームで、シンプルだけれど奥の深いゲームでした。僕は夢中になってそれを遊び、ほどなく完全なファミっ子になり、他にもいろいろなゲームソフトで遊びました。『オバケのQ太郎 ワンワンパニック』、『ファミリースタジアム』、『熱血硬派くにおくん』などなど。

 生まれて初めてプレイしたロールプレイングゲーム(RPG)は、『ドラゴンクエスト』でした。これも気が狂ったように遊び、『ドラクエ2』と『ドラクエ3』も、もちろんプレイしました。僕には歳の離れた兄が2人おり、2人ともゲーム好きだったので、これらのソフトは主に2人が買ってきて、僕はそれを遊ばせてもらっていました。『ドラクエ3』に関しては当時、社会現象になるほど人気があり、朝からゲームショップに並んだりしないと買えなかった。一番上の兄が並んで買ったのか、予約して買ったのか、それはよく覚えていないけれど、とにかく長兄がドラクエ3を手に入れて、それが我が家にはありました。

 僕は長兄と次兄がプレイしていない時間を見計らってドラクエ3を遊びました。ファミコン版には「ぼうけんのしょ」という、ゲームのデータを記録できる場所が3つだけあります。僕は3番目の「ぼうけんのしょ」を使用することが許されたわけです。

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