SCENE~新たな景色~
no rain no snow no rainbowサイドストーリー⑥
SOCIETY&SCENE
1998年日本代表W杯初出場をかけたジョホールバルでの一戦
国民の期待は過剰なまでに高まっている
苦戦した最終予選
時に脅迫電話も鳴り響き、家は警備の厳戒態勢
子供もパトカーで学校に送り迎え
2010年南アフリカワールドカップ
直前のチーム状態が一向に高まらず、マスコミからの総バッシング
そんな「デカい壁」を乗り越えた
「もうこれでええやん」
齢60も越えたし監督ライセンスも返上した。
だが、
「次なるSCENE(景色)に挑め」という心の声に抗うことができない。
俺はFC今治のオーナーとなった。
サッカー不毛の地、今治で味方はいなかった
経営も素人
しかし理念を信じ、立ち向かった
サッカーという枠を越え、
SOCIETY→地域のため、日本のため、世界のために
サッカー元日本代表監督岡田武史さんのSTORY
岡田さんの講義を受ける機会があった。
講義終了後、名刺交換の機会があり、
アルビLとのコラボステッカーを渡した。
アルビL橋川監督は元FC今治のコーチで岡田さんの愛弟子。
「最近勝ててないんで応援したってな!」とお声がけをいただいた。
「伝説の試合」
11月2日(土)アルビレックス新潟 ルヴァンカップ決勝
国立競技場に行われるこの1戦のチケットを入手するという僥倖を得た
相手はTOYOTAというビッグスポンサーがバックにおり、優勝経験も豊富な名古屋グランパスエイト
アルビレックス新潟との人件費は約3倍にものぼる
「正直 難しいな・・・・・」
リアリストな私はそんなことをすぐ思ってしまう性格だ。
しかしそんなことも言っていられない。
私がこの場にいさせていただいているのは誰のおかげか。
チケットが外れ涙をのんだ方々もいる。
私は自分を鼓舞するかの如くFacebookにSPIRITを記した。
当社No1のアルビレックスサポーターである飯塚主任はその「豊富な経験」からも「アルビレックス史上最高の試合」と評した。
離されても何度も食らいつくその姿は、
あたかも巨人と闘う騎士のようであった。
少しは「あらたな景色=SCENE」を見せられたかな・・・・・
試合終了後 松橋力蔵監督は想いを言葉にした。
「もう一つの闘い」
私たちが2022年パートナー契約を結んだアルビレックス新潟レディースも
また悲願の初タイトルを目指し闘っている。
2点差以上で勝利すれば準決勝進出が決定する
11月6日(水)ノジマステラ相模原戦
だが岡田さんがおっしゃられたようにここ最近チームは満足に勝てていない
私は諸々の予定を変更し、この1戦を観戦することを決断した。
上述したルヴァンカップ決勝と異なり、観客数はけた違いの少なさだ。
だが、だからこそ「異質のSPIRIT」がこもっている。
そして選手・スタッフ・フロントはそれに答えようと全力で闘う。
新たな景色=SCENEを共有するために。
決勝は12月29日(日)国立競技場
感動はまだ終わっていない。
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この記事はLIVE当日1か月前、10月22日(火)から記しています。
これから1か月後
どんなLIVEとなっているのか・・・・・
75周年イベントONESPIRIT LIVE2024を企画するにあたり、色んな迷いはありました。
「なんもやらんでええやん」
そんな想いもありました(笑)
そうすれば何のプレッシャーもなく、
1年間楽しく過ごすことができる。
もう44やし(笑)
ただどうすれば工作機械や三次元測定機が販売できるのか?
どうすれば価格競争から脱却できるのか?
など「これからの会社」を考えた時、
やはり必要を感じました。
厳しい市況が続いております。
加速化するAI技術の台頭は、かつてのインターネットのように我々に「利便性」を提供すると同時に、その「存在意義」を問うてくるでしょう。
そんな中、まず私が考えたことは製造業という枠組みを超えて、SOCIETY(社会・地域)に私たちの存在を知ってもらうこと。
遠回りかもしれませんが、まずはできるだけ多くの方に存在を「知ってもらうこと」が大事と考えました。
「知ってもらう」とは、業務内容だけではなく、
自分達のSPIRIT=いままでどんなことを積み重ね、どんな価値を提供していきたいのか
ただそれらを表現するためには、スポーツや音楽などのエンターテインメントの力を借りる必要があると感じました。
これからの商品やサービスの全ては、これらで表現された私たちのSTORY×SPIRITが基盤となっていなくてはなりません。
「デカい壁」を乗り越え、市場に伝えていくためには「強烈なエネルギー」が必要です。
商品・サービス特性に掛け合わせ、現状を打破しようとする「強烈なエネルギー」=「キボウ」がそこになくてはならないと感じます。
そんな中、今回のONESPIRITLIVE2024で産み出された、リリースされたのが
プライベートブランドの「OneSpirit」です。
本年私たちは、7leadersのブランドOSLの一部を自社ブランドとして販売する権利を得ました。
これは私たちが75年間、浮利を追わず愚直に金属加工に向き合ってきたSTORY×SPIRITの結晶であり、これこそが私たちの「真の強み」です。
在庫共有システムONESPIRITもこの「真の強み」から産み出されたものと考えております。
このOneSpiritブランドはある種の「霊性」を帯び、開かなかったドアをノックし、そして新たな景色=「SCENE」を見せてくれるでしょう。
価格競争に巻き込まれ、枕を涙で濡らした日々が遠い過去となってくれるように祈りと願いを込めています。
ONESPIRITLIVE2024にご協力いただいた皆様
本当にありがとうございました。
様々意味で「高いハードル」ではあったと思います。
ただこのLIVEを通し、拠点・部署・世代・価値観の「壁」を越え、それぞれがそれぞれの立場で全力を出し合い目標を達成する組織=ONESPIRITを私はこれからも目指していきたいと思います。
そして「モノ」「コト」に掛け合わせて、
SOCIETY(社会)やお客様に「キボウ」を提供できる企業
新たな景色=SCENEを全員で眺めましょう。