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我が子のいたずらの心理

子どもと過ごしていると、すごく色々分かっていたり、過去のこともよく覚えていたり、しっかりしているように感じることもあるのですが、「お?」と思うような場面もまだまだあり、実はまだ、ちゃんとはっきり把握しているわけじゃないんだよなぁと、大人の方が思い直さねばと思うこともあります。

うちの次女・5歳を見ていると特に思いますが、「もう小学校に行けそうね」と言われることもあり、顔も言葉もはっきりしていて、つい、親としては色々分かっているだろうと思いがちです。

でも、よく分からずにお姉ちゃんのおもちゃ(サンタさんにもらって、まだ未開封)で遊んでしまったり、大事にしているシールを自分の手帳に貼ってしまったり。それをしている最中の心境としては、悪いことをしているとか、見つからないようにやろうとか、そいういう気持ちは、どうやらないようです。

この前、そのお姉ちゃんの大事なシールを手帳に貼ったのを、「ママ、見てー!お姉ちゃんのシール、ここにキレイに貼れたんだよ〜」と嬉しそうに持ってきたのですから、隠れてこっそり...なんてことはなかったのでしょう。

そのときに、「あれ、お姉ちゃんはこのシールが使われちゃったら悲しい気持ちになるんじゃないかな...」とお話していたら、急に何かを悟ったようで、サーッと顔が曇っていきました。

多分、熱中したり、気持ちが昂るくらい「楽しい」「いいこと考えついてしまった!」というときに、「とにかく、これは進めるしかない」という状態になるのでしょう(という見立て)。

しっかりしているように見えても、認知的な発達の基準を見てみたら、相手の立場を理解する(それも、眼の前で起きていること限定)ということができ始めた頃ですから、大人の目には見えない感性と思考回路があるのでしょう。

その変化と育ちを見守りつつ、お姉ちゃんをケアするもよし、大事なものは隠すもよし、そんな日々を重ねる我が家。

そんな姿があるから、空想の世界を作って遊べたりするし、おばけが怖いし、まだじゃがいものことをがじゃいもって言って可愛いのですよね。

どんな人も子どもも尊敬したいと思うけれど、大人とは違うんだったなぁと、たまに顧みています。

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Hiromi T
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