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動物病院
糸はお腹が弱い。
ちょっとしたことですぐ緩くなる。
能天気な顔をして実は繊細なのかもしれない。
仕事がら整腸剤は売るほど置いてある。
整腸剤はいくら摂ってもいいというじゃない。
そういえば私、子供の頃はビオフェルミンをおやつがわりに食べていたなぁ。
とか思うのだが、愛犬とのつらい別れを何度も経験したおかげで、こちらの方がずいぶん繊細になってしまってすぐ動物病院へ連れて行く。
動物病院は嫌いじゃないようで、診察台にも喜んで乗るし、看護師さんに抱きしめられてご満悦だし。
でも実は羽交締めにされてるだけで、後ろに注射針が迫ってるんだけど。
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今回は特にゆるゆるだったので注射を打ってもらうことになったのです。
針が刺さった途端、猫背になる犬。
そして振り向きざま先生を睨む。
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そしてすぐ忘れる。
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羨ましい。
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