ペットホテルに預けると犬はこうなります
前回のペットホテルについての記事で「ペットホテルに来たい犬はいない(たまにいる)」って書いたんですね。
で、ちょっと考えてみました。
ペットホテルに来る子たちは大きく分けて3つのタイプに分かれます。
①拒絶するタイプ
まず明らかに拒絶反応を見せる子。
動物病院の前で見かけることあると思うんですけど、足を踏ん張って「いやー!」と入るのを拒否する子いますよね。
あれと同じように、まぁもう結局ご家族が抱っこして中に入ってこられるわけですが、ブルブルブルブル震えて緊張MAXで、その時点からストレスもMAXです。
こういう子はどうなるかと言うと、フリースペースでも隅っこで固まっているか
スタッフのいるカウンターの下に潜って足元で息を潜めているか
ひたすら外を眺めて飼い主さんのお迎えを待ってるかなわけです。
夜はペットマンションで寝てもらうんですけど、ペットマンション言うのはいわゆるケージです。
そこには24時間見守りカメラを付けていて、私たちはその部屋の真上2階の部屋に住んでるんです。
これがね、狙ったわけじゃないんですけど、安物のマンションなので下の部屋の犬たちの鳴き声がよく聞こえるんですよ。
ひたすら一晩中泣いてる子もいます。
すごい泣いてるなぁと思って、カメラで確認して、あゝあの子が泣いてるのかとかよくわかるんですけど、朝になったら声が枯れてるくらい泣き続ける子もいるんですね。
これはもう仕方がないんですけど、かわいそうです。
この場合一番怖いのはアジソン病。
急激なストレスが引き金になって発症する命に関わる病気なので、様子を注意深く観察して少しでもおかしい場合はすぐ動物病院です。
②隠れストレスを抱えるタイプ
2つ目のタイプは①ほどあらわに行動には出ないけど、ストレスを感じてる子。
普通に過ごしてるように見えるけど、お腹を壊したりですね。
もちろん①タイプの子の方が体調を崩すことが多いわけですけど、やっぱりペットホテルに来ると、お腹を壊す子っていうのは一定数必ずいます。
だから常備薬として獣医さんから処方されている整腸剤を置いていて、お腹がゆるくなったらすぐ整腸剤。
それでほぼほぼ改善するんですが、下痢プラス嘔吐も始まったりすると、これも動物病院で治療してもらいます。
治療といってもほとんどの場合は注射一本で治ります。
見た目はそういう風には見えないけど、実はストレスがかかっていて、お腹が緩くなったりご飯を食べなかったりすることもあります。
③へっちゃらタイプ
ご家族と離れても全く動じない子もいます。
動じないどころかもうペットホテルのお友達がいっぱいいる状況が楽しくて仕方がないんですね。
食欲もモリモリ。
ストレスってなんですか?下痢ってなんですか?みたいな。笑
他の子にもスタッフにも家族みたいに接してくれる、こういう子もいるんです。
下のポストの動画の子(真ん中の黒いダックスミックス)は実はこのとき初めてのペットホテルでした。
私たちの休みの日に来てこの子だけだったので一緒にキャンプ場に行ったんですけど。
この子なんて典型的な③タイプです。
20年以上この仕事をして来ましたから、統計的に言えると自負してますが、割合は①のタイプが2割、②のタイプが5割、③のタイプが3割というところでしょうか。
前回も書きましたけど、ペットホテルをしているくせに言うのもなんですが、預けないのが一番です。
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大阪豊中でトリミングとペットホテルとトリミングスクール、サロン開業相談をしています。
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