光陰矢の如し
「ひかりより はやくちるのは いのちなりけり」
宇宙の歴史、地球の歴史、生命の歴史からしたら、
一人の人間の一生など、感知もできないほど一瞬のまたたきだろう。
その全てのまたたきを視界に収められたらどんな景色だろう。
そのはかなさに、日本人としての美意識がある。
桜はすぐに散るからこそ、いとおしく美しい。
ほんの命のかけらだからこそ、その命を使いつくしたい。
ただ長く生きることがすばらしいのではない。
生きることでどれだけ未来にバトンをつなげたかだ。
光陰矢の如し、はかなさを存分に楽しんでいこう。