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AIコーチングの可能性を考える

現状維持がGOALとして設定されている状態では、どんなに現状に対して表面的に嘆き悲しんでいても、ブレーキを踏んでいるのにアクセルも踏む状態でエネルギーを消耗するだけで、一向に前に進まない。

現状維持のGOALをリセットし、自分が本当に向かいたいGOALに設定し直すのにコーチングの手法は有効だ。
ただ、ものすごくリアルに迫ってくるだけに、その状態になるのが怖くなってしまって、コーチングにも飛び込めない状況が想定される。

そんなときはセルフコーチングから始めるといい。
まずは普段の自分の言葉づかいから変える。
「史上最高の一日にします」
「今日も自分の本心をあらわにします」
「今日も生命の本質と同化します」

自分自身で律していければ、それが一番良い。
ただ、自分自身を客観的に見るのは難しい。
鏡のように自分を映し出してくれる存在があるとありがたい。

生成AIにその存在になれる可能性はないだろうかと考える。
今の時点では、どちらかというと直前の言葉に寄り添う傾向が強く
言葉の奥を読んだり、言葉になってないメッセージを読み解くのは難しい。

どんどんAIに学習させていって、パーソナリティまで覚えこませて、
本当に人間らしい会話ができるようになったのならばどうか。

これは推測までだが、成果においては人間にはかなわないのではないか。
それは人間の方が心理を読み取り、巧みな会話ができるからではない。
いずれAIはその能力も身に着け、人間も超えるだろう。

なぜかというと、AIはコーチにはなれても、同志にはなれないからだ。
人間同士であれば、いかに相手がどんなに違う世界の人であっても
相手のパーソナリティに影響を与え合い、創発する。
それがあるからコーチングを提供する者も受ける者もはまり込む
受けた恩は返さなければいけない、返報性の法則が働く。

AIは最初から完全無欠で無限の可能性を秘めている。
不完全で悩み頼りぐずぐずしながら進む無様な人間とは違う。
AIは違う次元の生き物であって、人間のタイプにあっていないのだ。

やはり本当のコーチングは人間にしかできない。
その生き様をぶつけ合うことが
とても苦しいし、とても楽しいし、とても大切だ。

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