魅惑のアジアー香港
こんにちは。最近暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。
私は内緒で遠くに住みしばらく会えていない祖母に写真と手紙を送りました。そろそろ到着していることでしょう。
今まで暑中見舞いで関西の名産品を送っていたけれど、多分そうじゃなくて、私の近況とかパーソナルなこと知りたいんじゃないかなと思って、部屋の写真や工場で着ている作業服(本当は写真NGですがトイレでこっそり撮りました)、ダンスイベントの写真を印刷し、裏にメッセージを書きました。
中学くらいの時からこの写真の裏にメッセージを書くの好きなんですよ。
手紙だけだと正直邪魔だし保管に困るけど、写真なら100均とかで売っているアルバムで保存できますから。
祖母はラインを使っていなくて写真を共有できないので、これからは毎月定期便で写真を送りたいなって思っています。
さて、今日は久しぶりに旅行記を書きたいと思います。
もうそろそろ海外旅行も解禁されそうですね。
どこに行きたいかな。夢は膨らむばかりです。
ただ、コロナ渦でのLCCの破産や原油の高騰で旅行費も高騰しているそうで。ハワイに行くにも1週間1人100万を超えることもあるそうです。
また高度経済成長期のように旅行積立が流行るのでしょうか。
そんなことはさておき、今回は魅惑のアジア。
ネオンの妖艶な煌めきとローカルな屋台や街並みが共存する香港です。
1 圧巻の水上ライトアップ。観光シティが待っていた
先述のカンボジアに一緒に行った同じ地元の3人組で今回も旅行しました。
本当はドバイに行きたかったのですが、為替の影響で10万を超えてしまい、予算オーバーで断念しました。
1人が前回カンボジアで観光<体力な内容、カメラロールが遺跡の茶色ばかりなのは一旦避けたい、とのことだったので、予算8万以内でショッピングを楽しめる、観光地メインのところで香港になりました。
私はどちらかと言えばマカオに行きたかったので、賛成しました。
旅したのは灼熱の8月。
とにかく暑く、何回もフルーツジュースやタピオカジュースを飲んだ。
なぜだろう。海外のフルーツジュースのサイズは基本がLサイズ。
Lサイズでも日本で買うより安いから、それこそ水を飲むように手に取ってしまう。
甘ったるいマンゴージュースが私に活力をくれた。
到着したその日の晩に水上ライトアップを見に行った。
20時~対岸の外資系企業が入る高層ビルにプロジェクションマッピングをしながら水上ショーを行うのです。
ヒルトンなど高級ホテルを抜け(なんと友人の1人の両親の新婚旅行で宿泊した思い出のホテルを通りすぎ!)人の流れに沿って歩くこと約20分。
ちょうどテラスになっているベストスポットに到着。
屋台で買った大きなエッグワッフルを片手に楽しんだ。
花火も打ちあがって、周囲の欧米人と共に大盛り上がり。
ちなみに今までもそうだったけど、一緒に行く友達はお酒を飲まない。
だから私たちは旅の中でクラブに行ったり、深酒をして次の日を無駄にすることはない。
それをつまらないと思う人もいるかもしれないけど、私はその場の記憶を鮮明に残すことができるから好き。
お酒を飲んで楽しむのは日本でもできますから。
そんなわけでこの水上ショーのお供もお菓子とジュースなんです。
ショーを見た後、私たちの今回のホテル「パンダホテル」へ。
その名の通り館内にパンダが沢山いて楽しかった。
そして宿泊客の約9割が中国人団体客。
何度も横入りをされるけど、なんとかチェックインが終わる。
ここは安いからしょうがないのだけど、終点荃湾(ツェンワン)駅が最寄りなので、繁華街の中環(セントラル)からは少し離れる。
そして最寄りの駅からホテルまで分かりにくい。
曲がりくねった歩道橋や怪しげな市場の裏口を通って夜11時に到着。
次の日からはタクシーを使おうねと誓ったのでした。
2 アートな街とビジネス街と
2日目は市内を観光。
朝一で添運好へ飲茶を食べに行く。
ミシュラン1つ星なのに、安くて入りやすい。
お昼時は混むみたいなので朝に行ったのですが、それでも15分ほど待つことに!紙に書いて注文する形式なので、Googleに助けてもらいながら、大根餅と春巻きと有名なメロンパンの中に角煮が入っている「ベイクドチャーシューバオ」を注文。
本当に外側に甘いコーティングがされたパンの中にホロホロの角煮が入っているんですよ。
イギリス領地下で欧米風なものと地元の文化が混ざり合う香港ならではの料理。
朝ごはんを食べたあとは周辺の金融街をブラブラ。
ちょうど出社時間の香港キャリアウーマン達が通りすぎる。
かっこいいなあ。丸の内OLへの憧れが大きくなるのでした。
雑貨屋さんでアクセサリーを買ったり、カフェで休憩した後に中環へ行き、ウォールアートを巡る。
香港にはいたるところにウォールアートが存在する。
ポップな色遣いと大胆な大きさに見ていて楽しい。
日本でいう代官山、青山って感じかな。
お洒落なセレクトショップが沢山あって、「あ~~お金持って買い物にきたい!」と何度思ったことか。
でもその先に生きたままの鶏や魚が打っている市場があったり。
(思わず目をつむったけど)
新しいものと昔ながらが共存する街、私は好きだ。
その中で見つけた私好みのお花屋さん。
白の窓枠も、目を引く紫の壁の色も全て可愛い。
私が将来、カフェを開くならこんな紫の沢山のお花に囲まれた店内にしたいな。なんて。
3 船で1時間。たどりついたのは異国の世界?
3日目。念願のマカオへ。
そもそもなぜ行きたかったかというと。
エッグタルトが食べたいから。それだけです。
いつだったかエッグタルトを食べてから、あの芳醇なバニラ、カスタードの甘さに取りつかれてしまった。
思いっきり食べるぞー!そんな思いで船に乗る。
ちなみにトイレを探していたら乗船10分前になってしまい、慌てて船のチケットを買った。
話しかけてきた刺青たっぷり強面お兄さんが「ここやすいヨ!のれるよ!」って言うから買ったものの、本当に乗船できるのか、不安だったが無事乗れた。
船のオーナーホテル?のイメージキャラクターがSMエンターテイメントのアイドル達で、船内はずっとSJとEXOのライブ映像が流れていた。
KPOPここでもか。ふと懐かしさを感じる。
余談ですが、私は船に乗るのが好きです。
最初に乗ったのは釜山に旅行した時に博多~釜山間。
船だから思わず国内旅行の気軽な気持ちでいたら当たり前にパスポートチェックや出入国審査があるのでびっくり。
その後も水戸~苫小牧や、下関~福岡で車を乗せたまま乗船したり。
グレートバリアリーフでは島~船で海の真ん中に行き、そこで潜水艦に潜ったり、ランチをしたり。
小規模だけど、宮島や小豆島へのフェリーは何度も乗った。
夏の暑い時期に甲板で風を浴びながらボケ~って海の地平線の先を見るのも、冬の寒い時期にホットコーヒーをカイロ代わりに波の音を聞くのも好き。
きっと、私が今まで船とは無縁な千葉県で生きていたから船への憧れがあるのでしょうか。
そんなこんなでKPOPと雑多な中国語の会話の中にいること1時間。
マカオへ到着。
近いねえ。
出国審査に少し時間が掛かったものの、すんなりと入国。
フェリー乗り場の近く~マカオの高級ホテルのシャトルバスに乗り込み、市街地へ向かう。
当然、高級ホテルで降ろされるんですが、すごい。
館内にヴェネチアの川や外にパリのエッフェル塔が。
面白いのが、ホテルごとにパリ、ヴェネチア、ラスベガスなどモデルが決まっていて、イメージするモニュメントや外観が隣合っているカオス。
私はそうゆうアジア特有の「全て詰め込みました」は嫌いじゃない。欲張りな人間の本質が垣間見えて好き。
ホテルで少し涼んだ後、タクシーで歴史地区・聖ポール天主堂跡へ向かう。タクシーの運転手おじさんがおしゃべりな人で、日本語・英語・中国語を混ぜながら「ここはカジノなんだよ~ジャッキーチェンが撮影したんだよ~世界で一番高いタワーなんだよ~」と教えてくれる。大体こうゆう時に相槌をして対応するのは私の担当。
幼い頃から、先生・大人によく思われたかった私は意識せずとも愛想よく対応する術を身に付けてしまった。
途中、金の販売店を見かけた。
サングラスをするスタイル抜群黒髪ロングピンヒールの推定40歳美魔女と同じくサングラスをした初老のスーツを着た男性。
黒塗りのベンツから降りてきましたから裏社会の関係者だと私は思いましたよ。誰にも言わず心の中で思っただけですが。
歴史地区は清水寺のように坂道を上った先に聖ポール天主堂跡があるので、タクシー下車後20分ほど歩く。
ここでも暑さに耐えられずフルーツジュースを飲んでしまった。
さて到着。人しかいない。
特に何があるわけでもなく、教会の前壁があるだけなんですが、高台にあるからマカオ全体を見ることができて楽しかった。
本当は夜景を見たかったけれど、夜はフェリーが無いので。
夜景を見ることができるのは宿泊者のみ。
でもマカオのホテルは高いですので。
社会人リベンジを誓い、下へ降りる。
その後はお待ちかねエッグタルトを巡る。
と言っても友人たちはそこまで興味もなかったので、友人たちは1つ食べてあとはお土産巡り、私だけ4個食べ比べるただのデブ活になったのでした。
お店ごとに甘さやパイの加減(サクサク派?しっとり派など)に違いがあって奥深い。帰りのフェリーが15時だったので、その後は街歩きをして船乗り場へ戻る。
帰路も同じくSJとEXOの映像を見ながら香港へ帰る。
次の日は朝11時に空港集合だったので、適当な地元の食堂で夕食を済ませ、お土産を購入し、ホテルで就寝。
ちなみに香港のドラッグストア的な「SASA」ってお店でブルガリやフェラガモ、バーバリーなどのハイブラの香水のサンプルが600~800円で販売されており、沢山買ってしまいました。
サンプルと言っても、正規サイズの香水瓶と同じ形のミニチュアサイズ。
4 台風でまさかの欠便!意図せず+1日追加!
実は帰りの日、日本に台風が直撃していたのですが、私たちはまあ帰れるでしょうと高を括っていました。
そして空港へ。
そしたらなんと「flight stop」の表示が。
一周回って面白さも感じながら、カウンターへ行くと、今日は1日飛行機は飛びませんと。
ええ!ってなると同時に、パンダホテルは遠いし、そもそもホテル取ってないし、ターミナルと同じく、1日スマホいじりながら空港泊・・・そんな思いが過る中、海外保険の説明書を読むと
「天候による欠航またそれに伴う食事や宿泊も補填に含まれる」の文字が!これはまさか豪遊できるのでは?
空港に一番近いホテルはマリオットだし、急いでマリオットに行って、事情を説明して1泊お願いした。
時刻11時すぎ。
まだ遊べるなあ、でも香港の観光はしたしなあ、、
ディズニー・・・・???!!
私達はディズニー大帝国の千葉で育っていたので何回もディズニーに行っていたし、わざわざ海外でディズニーに行かなくても・・・って思いスケジュールから外していましたが、せっかくならとネットからチケットを予約し、ホテルからタクシーでディズニーに向かうことに。
ここまで当初のスケジュールから予想外の出来事が続くのは初めてです。
でも結果としてこれが大当たりでした。
勿論ディズニー自体が楽しかったのもあるけれど、道中高速道路から住民が住んでいる高層マンションが見えたから。
香港は土地に対して居住民が多い。
また中国でありながら一国二制度を導入しているため外資系資本が入りやすく、また英国統治の歴史から英語話者も多い。
そのため、シンガポールと並んでアジアの金融ハブとして多くの外資系金融が拠点を置く。
そこで働く高給取りはもちろん繁華街のお洒落な街でお洒落な部屋に住むことができるでしょう。
しかし、その他大勢のブルーワーカー達は「棺桶ハウス」と呼ばれる狭い部屋で暮らす。
歩いているとき、晴れているのに上から水が降ってきた。
最初はお天気雨かなと思って上を見上げると、窓から干している洗濯物、エアコンの室外機の処理水だったのです。
最近は映画ロケ地になり、観光地となっている密集住宅もあるみたいですが。
私は観光地を行くのも好きですが、現地の暮らしが垣間見えること、自分がそこに生まれていたとしたらどんな生活をしていただろうか、想像することが好きなので、欠便になったことでその風景を知ることができて良かったです。
次の日には無事に飛行機も飛び、帰ることができました。
ネオンの煌めく、漢字と英語も混じった街並み。
私のドツボをつく、大好きな風景。
旅の後、その風景をもう一度見たくて、香港作品をいくつか見ました。
5 おまけ。おすすめの香港作品
恋に仕事に一生懸命な香港のキラキラシティガールが主人公の「セクシー・セントラル」
sex&thecityやゴシップガールが好きな人はたぶん好きです。あと見た後に経済ぶん回したくなる。
上述の香港の住居事情が詳細に描かれている眺望良好
香港のお金持ちの子息と仲良し女二人組が旅先のハワイで出会って、香港で再会してからの騒動を描いたラブコメの「青蛙王子」
これ1984年公開でちょうどバブリーなスタイリングも見ていて可愛いし、急に最後カンフーアクション映画になって爆笑しながら見たのですが、今確認したらネットフリックスからなくなっていました、、、泣
私の一番お勧めする香港映画なのに。。。
ぜひyoutubeのまとめ動画で雰囲気を楽しんでください。
最後はもはや旅行記よりおススメ香港映画紹介になりましたが。
また行きたい街。
今は言論統制のデモだったり、中々難しくなっているけれど、ニュースで自分が歩いた街で警察と住民の衝突映像、火炎瓶の投げ合いを見ていると悲しくなりました。
よくヲタクは「推せるときに推せ」と言いますが、旅だって同じ。
「行けるときに行っとけ」