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中国で食材と戯る。(5) イイダコ

( 私が中国という国、土地で扱ってきた食材たち )
  ある時は店の為、ある時は自分の食事・好奇心の為。
ある時は、海外からの輸入物、日本からの輸入物、もちろん現地の魚、肉、野菜。
ある時は ”試行と錯誤”、ある時は ”創意と工夫”、そんなこんなで続けてきた、自身の調理と撮影。
仕事であり、趣味であり、日常であった 私のライフワークアーカイブです。

寄稿にあたっての自身のコメント 


” 小章鱼 xiao zhang yu シャオ ジャンユュ "         2017.8

茹でたイイダコ

  タコは中国語で " 章鱼 zhang yu ジャンユュ"、或いは " 八爪鱼 ba zhua yu バーズゥアユュ"と呼ぶ。 
イイダコは春の子持ちなら " 带仔章鱼 dai zai zhang yu ダイザイ ジャンユュ”と言える。これは残念ながら、旬を過ぎた夏のもの。
中国でも子持ちの飯蛸の価値はあると思うが、何しろ内陸で確実なタイミングで海の食材の旬を捉えることも運次第。元気に動いている食材を見れば、試してみることの大切さ。見つけても、次の日にはないかもしれないのだから。


” イイダコの刺身 "

 塩で軽く揉んで、お湯に一分半ほどの火入れ。氷水で締めて。


” イイダコの寿司 "

 子持ちじゃないが、胴の部分にシャリを詰めて寿司。刻んだ大葉と。


” イイダコの三点盛り ”

 1、湯掻いた足をぶつ切りで刺身
 2、胴にシャリを、詰め寿司
 3、紅葉おろし、浅葱、ポン酢で、ゲソの軍艦寿司

 以上、簡単だけど形が違うだけで楽しい、” イイダコの三点盛り " でした。


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