ふーさん

某法科大学院の学生。 情報収集しながらコツコツ勉強中…

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マガジン

  • ひらめきの集積場

    日常生活でひらめいたこと、ふと思ったことを書き溜める場所です。

  • ロースクール生の就活事情

    ロースクール生(75期想定)が就活をしていくなかで勉強になったことや気づいたこと、就活で有益となる情報を書くところです。

  • なるほどの集積場

    興味を持った本を読んでみた感想と、それを踏まえて考えたことを書き溜める場所です。

最近の記事

検察志望の学生と話してて思ったこと

僕は100%弁護士志望なのですが、友人には検察志望の学生も多くいます。 どうして検察志望になったのかを聞いてみると、 「かっこいいから」 というのがよくあります。小さい頃にキムタク主演の「HERO」をみた影響で、検察官に憧れを持っている人や、世間を騒がせる巨大事件の陰謀を暴くような仕事をやってみたいと思う人など様々です。 僕自身も、検察官にかっこいいイメージがあるのはとても納得できますし、気持ちもわかります。(とはいえ、大阪地検の証拠改ざん事件や検事長の定年延長問題な

    • 予備試験に最終合格しました!

      無事、令和2年度司法試験予備試験に最終合格しました! 口述式はかなり不安だったのですが、無事受かってよかったです。 載せられるようなものではないですが論文式と口述式の再現を作ってあります。 もし欲しい方がいれば、再現を送るのでコメントをください。

      • 各予備校の口述模試の比較 〜令和2年度予備試験口述式試験の雑感〜

        無事、司法試験予備試験論文式試験に合格しました! 成績はイマイチ… 刑事訴訟法で設問1の存在に10分前に気づいて慌てて修正して、問題の難易度が高い割には自分はちゃんと説明できていたつもりだったので十分リカバリーできたはずと思っていたのですが… おそらく問題ごとに配点が振られているため、設問2と重なっている部分は説明不要として、設問1の内容をむちゃくちゃ薄くしたのがそのままE評価に繋がったんだと思います。 ちゃんと書ければAかB評価はついてそれなりに順位も上がったであろうと思

        • 令和2年予備試験論文試験の感想

          サマクラに予備試験の勉強と、ここしばらく記事を書くことができていなかったのですが、今年の予備試験を受けてみての感想を書いてみたいと思います。 ちなみに僕のこれまでの予備試験受験歴はこちらです。 学部3年 121点(法律79点) 短答不合格 学部4年 157点(法律115点) 短答不合格 ロー2年 157点(法律139点) 短答不合格 ロー3年 197点(法律161点) 短答合格・論文結果待ち 学部4年まで通っていた予備校の言葉を信じて短答過去問しか解いていなかったのがここ

        検察志望の学生と話してて思ったこと

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          Black Lives Matter MovementがこれまでのMovementと違うこと

          The Correspondentという、オランダ発の双方向型オンラインメディアがあるのですが、このメディアでは専属記者がそれぞれ専門分野を持っていて、それぞれが取り上げる時事ニュースを深く掘り下げ、テーマを設定し、そのテーマに基づいて有料登録した読者と議論を行い、時にはその議論で生まれた論点を取り上げて記事化することを行っています。 最近のオンラインメディアはPV数をKPIにおいていて、ニュースの質よりも情報のスピードが重視されるなかで、このThe Corresponden

          Black Lives Matter MovementがこれまでのMovementと違うこと

          『転職の思考法』を読んでみた

          「弁護士かけるマルマル」で、お勧めされた「転職の思考法」という本、こういうぱっと見で自己啓発本っぽいものは中身があまりないんじゃないかと考えて敬遠していたのですが、ここまで岩崎先生がすすめるなら一度読んでみようと思い、イベント後、すぐにメルカリで購入しました。 本のタイトルは転職向けに書いてありますが、新卒含め、今後のキャリアを考える人全般に有益なものでした。 なんとなくキャリアを考える上で思っていたこと、考えていたことが言語化されていて、とても読みやすかったです。 自分

          『転職の思考法』を読んでみた

          弁護士だって就活は情報戦

          法科大学院生は司法試験が控えているものの、規模の大きい企業法務事務所に入ろうと思えば、2年生の夏と春、3年の夏は自分の志望する事務所のインターンに行って、早い段階で事務所との相性を確かめる必要があります。 だいたいは司法試験後に正式な就活が始まりますが、早いところは司法試験前から内々定を出すようなところもあります。 そして、大手の企業法務弁護士を志す法科大学院生にとっては3年夏が勝負どころになってくるため、周りの会話も自然と就活の話になってきます。 「〜は募集始まったよ」と

          弁護士だって就活は情報戦

          留学を考える

          今日は「留学を考える」オンライン座談会に参加してきました。 大手の事務所のインターンにいってもNYUなどのアメリカのLLMの話ばかりだったので、今回のユニークな留学先を選んでいる先生方のお話はとても刺激的でした。 今回留学に行かれた先生はみなさんアメリカへのLLM留学についてかなり客観的にメリットデメリットを述べられていたので、学生の目線からはアメリカ以外の選択肢についてなかなか見えてこなかった部分を知る機会となりました。 また、中にはMBAで勉強されている先生もいて、そ

          留学を考える

          法務とAIの未来

          弁護士になる上でAIというテクノロジーがどのように使われるのかとても興味があったところ、このようなイベントがありました。 企業の法務部向けの講演会だったのですが、こんな機会なかなかないと思い、参加してきました。まわりはスーツ姿ばかりの中、ひとりTシャツだったので恥ずかしかったです笑 もう一年以上前のイベントなので、自分の取ったメモを見返して思い出しているのですが、割と細かい情報が多いのでメモをそのまま貼り付けたいと思います。 2時間半の講演会だったのでメモがだいぶ長文に

          法務とAIの未来

          「弁護士」ってなんだろう?

          久しぶりの投稿です。ずっと、勉強以外のことに時間を使うことに罪悪感があり、司法試験が終わるまでは記事を書くのをやめようと思っていたのですが、先日参加したイベントで、「こうあるべき!」とか、「こうじゃないとダメ!」みたいな考えって自分の可能性を狭めているなと気づかされたので思い切って書くことにしました。 先日、「弁護士かけるマルマル」という、弁護士の先生の中でも、起業されたり、ベンチャー企業の法務をやっていたり、まだまだ未開拓なルールメイキングの分野で活躍されていたり、とにか

          「弁護士」ってなんだろう?

          アテネの民主政からコミュニティについて考える -考察編-

          前回、初投稿でTwitterで広報もしていないのにスキが6もついて個人的にとても嬉しいです!noteもこれからやっていこうと思います。 前回は『民主主義の源流』について読んで気づいたことをまとめました。 今回は、それを読んだ上でオンラインコミュニティのあり方について考えて行きたいと思います。 ●目次 ・オンラインコミュニティは不可避的にスクリーニングの機能を有している ・「参加と責任の両立」がオフラインコミュニティよりも困難 ・専門化、集権化の問題が生じるのはまだ先 ・

          アテネの民主政からコミュニティについて考える -考察編-

          アテネの民主政からコミュニティついて考える -読書編-

          最近オンライン上で様々なコミュニティに所属するようになって思うのが、オンライン上であってもコミュニティは一つの小さな「社会」が形成されているということです。 「社会」が形成されている以上、そこでは経済的活動が行われるのはもちろん、政治的活動(コミュニティ内でのルール作りなどを指します)も行われます。 このとき、どのようにしてコミュニティでの政治的意思決定はなされるべきだと思いますか?ぼくは、民主主義的になされるのが一番だと思います。 なぜなら、コミュニティのオーナーに依存し

          アテネの民主政からコミュニティついて考える -読書編-