私はずっと嫌われ者だった ~はじめに~
今日、今までにない思考(脳)の動きがあった。
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今まで深く深く記憶の底に沈めておいた部分に何故か突然アクセスを始めた。
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それは子ども時代にいじめられていた記憶。
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私の思考(脳)が突然そこにアクセスし始めた。
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理由もきっかけもない。
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本当に突然思い出し、その途端、涙が出てきた。
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その時思った。
私にとって、この記憶はどのくらい辛いものだったんだろう。
相当辛かったと思う。
だって今まで、ほとんど誰にも話して来なかったのだから……。
今までこのことは、身内にすらほとんど話したことがない。
「いじめられた経験がある」ということもほとんど話したことがない。
だって……
誰だって、楽しい学生生活を送っていたと思われたいじゃない?
楽しい青春を送ったと思われたいじゃない?
ところが私はほとんど学生時代の楽しかった思い出がない。
ところどころ、友だちとワイワイ騒いでいたはずの思い出はあるのだけれど、でもそのどれもが途中で黒く塗りつぶされていて、結局のところ
「あ~、あの頃は楽しかったな~」
と思えるものがない。
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でも実は、いじめられたエピソードはいくつもある。
そう。
ずっと隠してきたけれど、
私はずっと嫌われ者だった。
今まで人に話さなかった理由はいくつかあるが、どれも簡単な理由。
話すと、それが過去に本当にあったということを改めて思い出さなければいけなかったし、ㅤ口にするだけできっと泣けて上手に話せないから。
それともうひとつ……
「あぁ、ふーみんだったらそんな風に嫌われても当然だよね」
って認められてしまうのが怖かったから。
私は自己肯定感がとても低い。
だから、私が過去にいじめられて来た話をしたら
「そんなに嫌われ者だったんだ。なるほどねー」
って納得されることしか想像できなかった。
過去形じゃないな。
今でもそっちの想像の方が強いから、こうやって表に私の経験を出すのはとても怖い。
「あんたが悪いからいじめられるんでしょ」
そう言われるのがとても怖い。
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私は小学生の高学年から高校まで……
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どこに行ってもなんかうまく行かなくて、途中から無視をされるようなことが多かった。
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あ、社会人になってもそういう経験あったな(笑)
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加えて、外だけではなく家の中にも味方がいなかった私は、未だ、根底に「すぐに嫌われる」とか「味方なんていない」という思いがある。
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だから、本質的な部分では誰も信用していないし、心のどこかでいつもいつも孤独を感じている。
最近は有り難いことに「嫌われたら」と人の顔色を伺うことはかなり少なくなったが、昔の私は、家族や彼氏の顔色をいつもいつも伺って、嫌われないようにばかり思っていた。
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何か目立つらしい私は、小学生の頃からㅤㅤ
かわい子ぶりっ子
いい子ぶりっ子
目立ちたがり
男とだけ仲良くする
男好き……
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どこに行っても、よく言われてきた。
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大人になった今は、もしそんな風に言われたら、
「いやいや、いじりやすいだけですよ」
「女と意識せずに話しやすいだけですよ」
って言えるけど、子どもの頃、若い頃はそんな風にも言えないしね。
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個人的に話せば仲良く話してくれるのに、集団になると無視をされることが多かった。
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だから私は集団が嫌いだった。
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特に女の集まりは嫌いだった。
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そんな私が60を目前にした今、仲間が有り難くて、もっと仲間が欲しいって思うようになっている(笑)
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人って、出逢いによってそんなに変わるんだって改めてビックリ(笑)
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今日、なんでこんな風に突然、過去のいじめの数々を思い出したのか、今でもその理由はわからない。
でも、そろそろ、心の奥底に封じてきた黒い部分の思い出を解放する時期に来たのかな。
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そのための突然の、記憶の蘇りだったのかな。ㅤ
なんか急にそんな風に思った。
過去に、離婚して娘を夫にお願いしたことをブログに開示して、娘に対する思いなんかを書いていたら、私のことを別件で勝手に逆恨みした人に
「娘を捨てた母親に、家庭問題の相談を受ける資格なんてあるのか」
ってものすごい勢いで叩かれたことがあるので、以来、自己開示は本当に嫌いになったんだけど……
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でも、なにか、そんなきっかけをくれるために、そこの記憶にアクセスしたような気がどうしてもするから……
ちょっと怖いけど……
書いてみようかな。
何かが変わるかな……。
そんな風に思って、noteさんに教えられてビックリしたのだけれど、アカウントだけ作ってほぼ10年、放り投げていたこのnoteを引っ張り出し、ここに書き連ねて行こうと思った。
自分語りはあまり得意ではないので、どこまで書けるか。
しかも、人に知られたくなくて、心の奥底にしまい込んで来たものをどこまで出せるのか、まだあまり自信はないけれど、どうせ誰も読んでない場所だし(笑)
あまり気負わず、私の過去の……
黒く塗り潰した部分が、もし、この世の誰か一人の役にでも立てたら嬉しいから……
の気持ちで、ここに書き連ねて行こうと思う。