断捨離・掃除・ミニマリストの本を50冊、読んで悟ったこと
断捨離というと、ハードルが高い。しかし幾度も試してみて、コツがあるということに気がついた。
自分にあった断捨離法がある。
断捨離・掃除術は、今まで何十冊も読んだジャンルの一つだ。
掃除が苦手な人の家(汚部屋)に、100冊くらい断捨離本があったそうだ。その気持ちも何となくわかる。でも必要なのは、知識じゃない。
まずは私の掃除スタイルにおける、今までの変遷を、ここでおさらいしよう。
・ドイツ式お掃除
ドイツ人は、毎日掃除するそうだ。朝フローリングを磨く、あとはシンプルに暮らす。掃除グッズも増やさない。朝だと埃も舞わないから、掃除に良いらしい。
日本にはコロナ禍になってから「おうちを楽しむ文化」が来たけど、西欧ではそもそも家や住む空間に、こだわりがある印象。賃貸でも一から部屋を変えられるから、最初に風呂や、フローリングがなくて、そこから選ぶ国もあるとか。大変そうだけど、楽しそう。
肝心の毎日床掃除だけど、習慣化はされていない。起きたらスマホを見ちゃうし、ご飯食べてるから、掃除は忘れる。でも、床を拭くと確かにスッキリする。だがまずはその前に、床の物を片す作業があるのだ…
・捨てないで、収納で工夫
例えば、無印やIKEAなどを使う方法。無印、憧れるけど高いし、揃えるのは難しい。IKEAは遠くて、まずは商品を見に行くところからだし、配送料も高い。断捨離に苦戦した時、魅力的に感じた。
すでに収納ケースはあるんだけど、そもそも、物を分類するのが苦手なんだよなぁ。テトリスみたいなベッド下は、素敵だけど。本で見ても家と寸法が違うから、再現しにくい。
あとはトランクルームを使ったり、荷物を預けるサービスを頼んだり。本当は、ただ捨てる方が向いている。綺麗に仕分けして、取っておくのって難しい。
・断捨離
一番楽だし、お金がかからない。今まで何年に渡って、何回も開催してきた。昔よりは頻度が減ったけど。捨てる基準は、人によって価値観が違うということがわかる。
・ミニマリスト
片っ端から読んでいる。ときめくものも捨てるとか、捨てても死なないものは捨てる、とか。服は、また手に入るから捨ててもokとかいうけど、似たデザインはあっても、そのブランドで、完全に同じ服を見つけるのは難しい気がする。
買い直せないものを、捨てることが怖い。エコに反している罪悪感もある。メルカリで売れるから、という考え方もしてみた。売れると誰かが、大切に使ってくれているのが嬉しい。売れた時は手放しやすいけど、送料的に売れないものは、捨てる踏ん切りがつかない。物を置く場所も家賃という発想だ。
・シンプルライフ
ミニマリストに比べたら、目指しやすいなぁと思った。ミニマムな殺風景は、落ち着かない派なので。
・マキシマリスト
子供の頃、すてきな奥さんなども、読んでいた。掃除のテクニックを読むのは好きだ。こんまりさんも、小さい頃に読んでいたらしいけど、私の場合はだからといって実現しづらいなぁ、と思ったままだった。
子育てすると、物が増えるようだ。趣味部屋など。一つの趣味だと、統一感があるなぁと思った。人形、マスコット、本。おしゃれなのは、レコードとか。
ただ私は趣味が多く、飽きっぽいタイプ。雑多に色々並んでいるのは、何か違うなぁと思った。本ばかりの部屋が羨ましいのだが、本につく虫が苦手だ。紙の本が好きなんだけど、いきなり出てくるやつのせいで、減らしている。
・有名な清掃の仕事をされている方の本
家事本も読む。ウタマロ石鹸とか。色んな洗剤が出てきて、覚えきれないし、場所を取るなぁと。シンプルにしたいから。あと何回見ても、重曹とかクエン酸とかが、どこの場所に使えるかや、分量を忘れるので、意味がない。新聞紙とか最近ないし。
・ときめく片付け
楽しく本を読んだ。ただどうしてもTシャツを畳むのが、面倒で吊るしている。
・フライレディ
海外の無料で掃除テクを教えてくれるサイトと、メルマガ。英語で届く。一日にたくさん届いたので、やめてしまった。
・カレンさんの、スペースクリアリング
浄化する(?)ベルなどが必要らしくて、お金をかけたくないので断念。改善したい悩みに当てはまる部屋の場所を掃除することによって、良くなるそう。
例えば、仕事の空間、家族との仲の空間など。そこを綺麗にすれば、運気が良くなるらしい。ただ、私は全部良くしたいところだらけなので、よくわからなくなった。発想はとても素敵ではあった。
・風水
コンパスで、この部屋は南東とか測ってみたけど、毎回忘れる。そういえば恵方巻の度に調べているし。絨毯を玄関にしくとか。マットはいいらしい。なんだけどマット洗うのが、どうにも面倒。なかなか乾かないし。細かいことは、やっぱり難しいなと思う。
・お金持ちマインド…
いわゆる「成功者の部屋は綺麗で、広い」とか。家に呼ぶ人は、そうだろうな、と思う。でもお金持ちの方で人付き合いが多い人は、プレゼントをたくさん貰って、部屋が散らかるのでは?と思ったりもする。
お金持ちで部屋が汚い人は、そもそも人に部屋を見せないだろうし。トイレを磨くと成功するという有名な話もあるけど、すぐ忘れる。
・ヒュッゲの精神
片付けではないけど。北欧の考え。ゆったり、まったりとくつろぐ時間を大切にする精神が好きだ。甘い食べ物(シナモンロールとか)と、キャンドルを楽しむ。あとは、焚き火?
キャンドルは危ないからなかなか出来ないし、焚き火も無理だけど、素敵な世界だ。
本当に片っ端から摂取していた時期があった。色々と、迷走もしていたなぁ。
そこから派生して
インテリア、アートへの興味が出た。
次回は、「断捨離本を読んでも、捨てられなかったけど、気づいた捨てのコツ」について、書く。