見出し画像

手放す時期なのだろうけど…。

つい数日前の事。仲の良い友だちと久しぶりに話をした。
彼女が仕事を始める前は、毎日の様に話をしていたのだけど、子ども達が大きくなり、彼女が仕事を始めてからは、時々道端で会っても、ほんの数分話す程度で、慌ただしくそれぞれの家に帰っていた。

それが、あの日は、タイミングが合い、私と彼女の他にも、数人の友だちとワイワイ井戸端会議を楽しんだはずだった。

いや、もちろん、それまで同様大いに笑ったし、実際楽しかったのだけど。
最後に『だけど』がついてしまう。


私が、育った家庭は、『親の言う事は絶対』という方針だったので、例えば、私が、あんな事をしたいとかこれが欲しいとか、要望を出しても、そう簡単に願いが通る家ではなかった反面、親がさせたい事は、割とすんなり決まる傾向にあった。
いや、親側から言わせれば、そんな事はない!!と反論がありそうだけど、少なくとも私はそう感じている。

ただ、これまでは、どこの家庭でもそんなものだと思って全く疑う事などなかったが、彼女は、私の中のその常識をことごとく覆す様な子育てをしていた。

私には、それがとても新鮮で、なんなら憧れの存在でもあった。

が。その彼女と久しぶりに話をしたのに、うーん😑と、どんどん話が冷めていくのが分かった。

話せば話すほど、「あれ?この子って、こんな事ばかり話してるなぁ」とか、「こんな考え方する子だっけ?」とか。

彼女の話が、全く私に響いてこなかった。
そんな自分の心の変化に戸惑いを隠しきれず、家に帰ってから、旦那にその話をしてみた。

すると旦那は

『前からそういう話は良くしてたやん。俺から言わせたら、むしろ今更?感満載やで(笑)。多分、今は、風の子が違うベクトルにおるってことなんちゃう?』

と。
なるほど。確かに、よくよく思い返せば、今回話題に出たような話を、今までもよくしていたし、昔から自分の立ち位置も気にする様な発言をしていた。

ただ、当時は、私の世界に今までなかった考え方を見せてくれた彼女に魅了されて、それらの事に、目を向けていなかっただけなのか。

それが、時が流れると共に、私の考え方が変わり、彼女のベクトルから離れた位置で彼女を見るようになったことで、それまで見てこなかった部分が見える様になったのだろう。

それが良い事とか悪い事とかではなく。私の彼女からの学びは、会う機会が減った時点で、終了していたというだけの事なんだろう。きっと。

ならば、本当は、彼女への憧れだった思いも手放し、フラットになればいいのだろうけど。
気持ちがフラットになるまで、持つ少し時間が掛かりそうな予感がする😅

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?